使わなくなったモバイルバッテリーを前に、「これは何ごみに出せばいいの?」「近くで回収してくれる場所はある?」と迷っていませんか。
モバイルバッテリーには充電式電池が入っているため、一般ごみや不燃ごみにそのまま混ぜないことが大切です。
自治体の案内や回収協力店を利用すれば、状態に合った方法で処分しやすくなります。
この記事では、モバイルバッテリーの主な回収場所から、回収前にしておきたい端子の保護、膨張や発熱など異常がある場合の対応まで、捨てる前に確認したいポイントをやさしく解説します。
手元のモバイルバッテリーを安全に手放すために、まずは自分の製品がどの回収方法に合うのかを確認していきましょう。
この記事でわかること
- モバイルバッテリーを一般ごみに混ぜず、自治体や回収協力店へ出す理由
- JBRCの協力店・家電量販店・自治体の回収拠点を探す方法
- 回収に出す前に行う電源オフと端子の絶縁方法
- 膨張・破損・水濡れ・発熱などがある場合の相談先と保管の注意点
モバイルバッテリーは自治体のルールや回収協力店に従って処分する

モバイルバッテリーを処分するときは、住んでいる自治体の分別ルールを確認し、案内された回収方法に従うことが基本です。
自治体によって扱いが異なるため、いつものごみ袋に入れるのではなく、回収協力店や指定の回収窓口を利用しましょう。
使わなくなったモバイルバッテリーも、充電式電池を含む製品として適切に分けることが大切です。
一般ごみや不燃ごみには混ぜない
モバイルバッテリーは、一般ごみや不燃ごみにそのまま混ぜず、充電式電池として分別する必要があります。
見た目が小さくても内部に電池が入っているため、乾電池や小型家電とは異なる方法で案内されることがあります。
「壊れているから」「もう充電できないから」といった理由で、通常のごみとして出すのは避けましょう。
自治体の案内に「小型充電式電池」「充電池内蔵製品」「リチウムイオン電池」などの表記があれば、モバイルバッテリーに関する説明も確認してみてください。
| 確認したいこと | 見るポイント |
|---|---|
| ごみの分別表 | モバイルバッテリーや充電式電池の区分 |
| 自治体の公式サイト | 回収日・持ち込み先・対象品の案内 |
| ごみ分別アプリ | 品目名から検索できるか |
| 回収協力店の案内 | 店舗ごとの受け入れ条件や受付方法 |
分別区分と回収方法は自治体ごとに異なる
モバイルバッテリーの分別区分は全国で統一されているわけではなく、自治体ごとに異なります。
たとえば、自治体の回収拠点へ持ち込む方法、小型家電の回収に出す方法、回収協力店の利用を案内する方法などがあります。
同じ市区町村内でも、回収できる曜日や設置場所、受付時間が決められている場合があります。
引っ越し前の地域で使っていたルールを、そのまま新しい住所で使わないように注意しましょう。
また、自治体によっては製品の大きさや状態によって案内が変わることもあるため、品目名だけで判断しないほうが安心です。
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自治体名と「モバイルバッテリー 処分」で公式情報を探す。
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分別表で「充電式電池」「小型家電」の項目もあわせて確認する。
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回収場所へ行く前に、利用条件や受付時間を確認する。
迷ったときは自治体の窓口へ確認する
分別表を見ても判断しにくいときは、自治体の清掃担当窓口やごみ相談窓口に問い合わせるのが確実です。
問い合わせる際は、「モバイルバッテリーであること」「おおよその大きさ」「使用できる状態かどうか」を伝えると、案内を受けやすくなります。
メーカー名や型番がわかる場合は、手元に用意しておくと確認がスムーズです。
自治体の公式サイトにある問い合わせフォームや電話窓口を使えば、自分の地域に合った処分方法を確認できます。
処分先に迷ったまま置いておくよりも、まずは自治体の案内を確認してから行動すると安心です。
一般ごみに混ぜると収集・処理中の火災につながるおそれがある
モバイルバッテリーは、燃やすごみや不燃ごみにそのまま混ぜないことが大切です。
ごみの収集や処理の途中で強い力が加わると、内蔵された充電式電池が破損し、発熱や発火につながるおそれがあります。
見た目に問題がなく、まだ使える状態に見える製品でも注意が必要です。
強い圧力や衝撃によって発熱する場合がある
モバイルバッテリーの多くには、リチウムイオン電池などの充電式電池が使われています。
充電式電池は便利な一方で、内部に強い圧力や衝撃が加わると、電池内部の部品が傷つく場合があります。
たとえば、ごみ袋の中で重いものに押しつぶされたり、収集車の圧縮装置で強く押されたりすると、外からはわかりにくい損傷が起こることがあります。
内部が損傷した電池では、電気が通常とは異なる流れ方をして、熱を持つ可能性があります。
その熱が周囲の紙類やプラスチックなどに影響すると、火災につながるおそれがあるため注意が必要です。
特に一般ごみには、ティッシュ、段ボール、包装材など燃えやすいものが多く含まれます。
モバイルバッテリーをほかのごみに紛れ込ませると、収集されるまでの間に何が上に載るかを自分で管理できません。
| ごみ処理の場面 | モバイルバッテリーに起こりうること |
|---|---|
| ごみ袋を運ぶとき | 落下やほかのごみとの接触による衝撃を受ける場合があります。 |
| 収集車へ積み込むとき | 圧縮されるごみの中で、強い力が加わるおそれがあります。 |
| 処理施設で分別するとき | 破砕や選別の工程で、機械との接触や衝撃が生じることがあります。 |
小さなモバイルバッテリーでも、内部には電気をためる部品が入っているため、サイズだけで安全と判断しないほうが安心です。
使い切ったと思っていても電気が残っていることがあるため、一般ごみとして気軽に出すのは避けましょう。
ごみ収集車や処理施設での事故を防ぐため分別が必要
一般ごみに混ざったモバイルバッテリーは、作業する人が見つけにくく、そのまま収集車や処理施設へ運ばれてしまうことがあります。
ごみ収集車では、ごみを荷箱の奥へ押し込むために圧縮する仕組みが使われることがあります。
また、処理施設では、ごみを細かくしたり、素材ごとに分けたりする工程が行われます。
こうした工程に充電式電池が入り込むと、設備の停止や作業の中断につながる場合があります。
そのため、自治体や回収先が案内している分別ルールを守ることは、自分だけでなく収集・処理に関わる人の安全を守ることにもつながります。
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モバイルバッテリーは一般ごみの袋へ入れないようにします。
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小型の製品でも、充電式電池が内蔵されているか確認します。
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ほかのごみと一緒にまとめて捨てず、適切な回収方法を選びます。
「小さいから大丈夫」「壊れていないから問題ない」と考えるのではなく、充電式電池を含む製品として分ける意識を持つことが大切です。
捨てるときのひと手間が、収集車や処理施設でのトラブルを減らすことにつながります。
主な回収場所はJBRCの協力店・家電量販店・自治体の回収拠点
モバイルバッテリーは、JBRCの回収協力店、家電量販店、自治体が設けた回収拠点へ持ち込める場合があります。
ただし、受け入れられる製品や受付方法は場所によって異なるため、行く前に回収対象と利用条件を確認することが大切です。
近所で探しやすい回収先を、次のように整理できます。
| 回収先 | 探し方 | 確認したいこと |
|---|---|---|
| JBRCの協力店 | JBRCの検索ページで住所や地域から探す | 店舗の営業時間、回収ボックスの設置状況 |
| 家電量販店 | 店舗の案内ページや店頭で確認する | 対象品、持ち込み先、料金の有無 |
| 自治体の回収拠点 | 自治体の公式案内で施設を調べる | 開設日、受付時間、持ち込み方法 |
| 販売店・メーカー | 購入店またはメーカーの公式案内を確認する | 専用窓口の有無、申込方法 |
JBRCの検索ページで近くの回収協力店を探す
一般社団法人JBRCのウェブサイトには、使用済みの小型充電式電池などを回収する協力店を探せるページがあります。
都道府県や市区町村、駅名などをもとに検索できるため、職場や自宅の近くで立ち寄りやすい場所を探したいときに便利です。
協力店として案内される場所には、ホームセンター、スーパー、家電量販店などがあります。
店舗によっては、店頭に専用の回収ボックスが設置されていることもあります。
ただし、掲載されていても移転や営業時間の変更などで利用しにくい場合があるため、来店前に店舗情報を見直しておくと安心です。
回収ボックスがあると分かっていても、営業時間外に持ち込まないようにしましょう。
家電量販店の回収条件や料金は店舗ごとに確認する
家電量販店では、充電式電池や小型家電の回収を受け付けている店舗があります。
一方で、すべての店舗が同じ方法で受け入れているわけではありません。
同じ系列の店舗でも、回収ボックスの設置場所や受付カウンターでの対応など、持ち込み方が異なることがあります。
また、モバイルバッテリー単体の回収は無料でも、ほかの家電と一緒に処分する場合には費用がかかることがあります。
余計な手間を減らすためにも、公式サイトの店舗案内や電話で、次の点を確認しておくとスムーズです。
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モバイルバッテリーを受け付けているか。
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回収ボックスへ入れる方法か、店員さんへ渡す方法か。
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受付できる時間帯はいつか。
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費用が必要になるケースがあるか。
販売店やメーカーの回収窓口も利用できる
購入した販売店や製造メーカーが、独自の回収窓口を用意している場合もあります。
特に、店舗の回収ボックスを利用できないときは、購入先やメーカーの公式案内を確認してみるとよいでしょう。
メーカーによっては、問い合わせ窓口で処分方法を案内してくれることがあります。
製品名や型番が分かると確認が進みやすいため、本体の表示や購入時の記録を手元に用意しておくと便利です。
なお、通販で購入した場合でも、販売元やメーカーの案内ページから回収方法を確認できることがあります。
持ち込む前に対象品と受付方法を問い合わせる
回収先を見つけたら、持ち込む前に「このモバイルバッテリーを受け付けてもらえるか」を確認しましょう。
外見が似ていても、内蔵されている電池の種類や製品の状態によって、案内される窓口が変わることがあります。
電話や店頭で確認する際は、モバイルバッテリーであることに加え、メーカー名や製品の状態を伝えると案内を受けやすくなります。
自治体の回収拠点を利用する場合も、施設ごとに受付日時や対象品が決められていることがあります。
「近いから」「前に利用できたから」と判断せず、その時点の案内を確認してから持ち込むことが、スムーズな処分につながります。
JBRCの回収対象かどうかは会員企業と電池の表示で確認する

JBRCの回収を利用したい場合は、本体にあるリサイクルマークとメーカー名を確認し、そのメーカーがJBRCの会員企業かどうかを照らし合わせることが基本です。
モバイルバッテリーには充電式電池が使われていますが、すべての製品がJBRCの回収対象になるわけではありません。
マークが見つからない製品やメーカーが分からない製品は、自己判断で回収ボックスへ入れず、自治体や販売元に確認しましょう。
リサイクルマークやメーカー名を確認する
まずはモバイルバッテリーの側面や背面、ラベル部分を見て、メーカー名・型番・電池の種類を確認します。
JBRCの回収では、会員企業が製造または販売した小型充電式電池や、それらを内蔵する対象製品が案内の対象となります。
モバイルバッテリーでは、リチウムイオン電池を示すリサイクルマークが表示されていることがあります。
ただし、リサイクルマークがあることだけで、必ず回収してもらえるとは限りません。
メーカーがJBRCの会員企業であるか、製品が回収条件に合っているかまで確認することが大切です。
| 確認する場所 | 見ておきたい内容 |
|---|---|
| 本体のラベル・印字 | メーカー名、製品名、型番、電池の種類、リサイクルマーク |
| メーカーの公式サイト | 製品ごとの回収案内、問い合わせ先、対象外となる条件 |
| JBRCの公式情報 | 会員企業の一覧、回収対象となる電池や製品の条件 |
表示は小さく、長く使用した製品では薄れて読みにくくなっていることもあります。
読める範囲でメーカー名や型番を控えておくと、公式サイトで確認するときに役立ちます。
なお、「リチウムイオン電池使用」と書かれていても、メーカー名が確認できない場合は回収の可否をその場で判断しにくいため、事前の確認が安心です。
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メーカー名が読めるかを確認する。
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リサイクルマークや電池の種類の表示を探す。
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型番が分かる場合は控える。
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JBRCの会員企業情報やメーカーの案内と照らし合わせる。
メーカー不明品や海外製品は自治体または販売元へ相談する
メーカー名が消えているもの、ブランド名しか分からないもの、海外で購入したものなどは、JBRCの回収対象かを確認できない場合があります。
海外製品であっても国内の販売元が明確なら、販売元が回収方法を案内していることがあります。
通販サイトで購入したモバイルバッテリーなら、注文履歴から販売事業者名や商品ページを確認できることもあります。
販売元に問い合わせる際は、製品の写真、メーカー表示、型番、購入時期が分かる情報を用意すると、案内を受けやすくなります。
販売元にも確認できない場合は、お住まいの自治体のごみ・資源循環窓口に相談するのがよいでしょう。
自治体ごとに案内できる回収先や受付方法が異なるため、製品の状態とメーカー不明であることを伝えて確認してください。
回収対象外品をボックスへ入れない
回収ボックスは、対象となる電池や製品を適切にリサイクルするための設備です。
対象かどうか分からない製品や、案内上対象外とされている製品を入れると、仕分け作業の負担につながることがあります。
特に、モバイルバッテリー以外の電子機器、電池の種類が異なるもの、メーカーや販売元を確認できない製品は、ボックスに入れる前に受付先へ確認しましょう。
「小さい充電式の製品だから大丈夫」とは判断せず、表示と回収条件を確認してから出すことが、適切なリサイクルにつながります。
確認に迷ったときは、回収ボックスの掲示内容や施設の案内に従い、店員さんや窓口へ声をかけてください。
回収に出す前は電源を切り端子をテープで絶縁する
モバイルバッテリーを回収に出す前には、電源を切り、充電端子などの金属部分をテープで覆うことが大切です。
ほかの金属製品と触れたときの思わぬ通電を防ぎ、回収時に安全に取り扱ってもらいやすくなります。
充電残量は無理にゼロにする必要はないため、端子の保護と持ち運びの準備を整えてから指定の回収先へ持ち込みましょう。
充電端子や金属部分を絶縁テープで覆う
モバイルバッテリーには、USB端子や入出力端子、端子周辺の金属部分が付いています。
これらが鍵や硬貨、ほかの電子機器などと触れると、意図しない通電につながるおそれがあります。
回収に出す前は、見えている端子を絶縁テープでしっかり覆ってください。
使うテープは、電気を通しにくい絶縁テープが向いています。
手元に絶縁テープがない場合は、回収先の案内で認められていれば、透明な粘着テープで端子を覆えることもあります。
ただし、テープの種類や貼り方について個別の指定がある場合は、そちらを優先しましょう。
| 確認する場所 | 準備のポイント |
|---|---|
| USB端子・充電端子 | 差し込み口全体が隠れるようにテープを貼る |
| むき出しの金属部分 | 触れやすい部分を覆い、金属同士の接触を避ける |
| 電源ボタン | 長押しなどの方法で電源が切れているか確認する |
テープは端子の上から軽く貼るだけでなく、持ち運び中にはがれにくいよう端まで密着させると安心です。
一方で、本体を何重にも巻いたり、端子の奥へテープを押し込んだりする必要はありません。
本体を分解して内部の電池を取り出そうとするのは避けてください。
モバイルバッテリーは本体と電池が一体になっている製品が多いため、そのままの状態で回収に出すのが基本です。
無理に電池を使い切る必要はない
「回収前に充電を使い切ったほうがよいのでは」と考えるかもしれませんが、残量をゼロにするために無理に使い続ける必要はありません。
動画の連続再生や機器への充電を繰り返して残量を減らそうとすると、本体に負担がかかる場合があります。
普段どおり使って自然に残量が少なくなっているなら問題ありませんが、処分のためだけに使い切ろうとしないことが大切です。
- 電源を切る
- 充電ケーブルを外す
- 端子をテープで覆う
- 残量を減らすための連続使用はしない
電源ランプが消えていても、モバイルバッテリーの内部に電気が残っていることがあります。
そのため、電源を切ることと端子を絶縁することは、どちらも行うようにしましょう。
残量表示がある製品でも、表示を確認するために何度もボタンを押す必要はありません。
準備ができたら、できるだけ操作せずに回収先まで持ち運ぶのがよいでしょう。
指定された方法で安全に持ち運ぶ
回収場所へ持ち込む際は、端子を保護したモバイルバッテリーを、ほかの物とぶつかりにくい状態で持ち運びます。
ポケットやバッグの中へ鍵、硬貨、工具などと一緒に入れるのは避けましょう。
小さなポーチやケースに入れ、バッグの中で動きにくい位置に置くと扱いやすくなります。
- 充電ケーブルや変換アダプターを外す
- 電源を切る
- 端子を絶縁テープで覆う
- 金属製品と分けてポーチなどに入れる
- 回収拠点の受付方法に従って渡す
店舗や自治体の回収窓口によっては、回収ボックスへ入れるのではなく、受付でスタッフに直接渡すよう案内されることがあります。
現地の掲示や案内を確認し、分からないときは自己判断せずに尋ねてください。
こうしたひと手間をかけることで、回収後の仕分けやリサイクルが進められやすくなります。
膨張・変形・破損・水濡れした製品は回収ボックスへ入れず個別に相談する
膨張している、形が変わっている、外装が割れている、水にぬれたモバイルバッテリーは、通常の回収ボックスに入れないでください。
見た目に異常がある製品は、自治体やメーカーへ状態を伝え、案内された方法で処分することが大切です。
回収ボックスは基本的に、外観に問題がなく安全に扱える製品を想定して設置されているためです。
無理にボックスへ入れると、ほかの回収品と接触した際に状態が悪化するおそれがあります。
自治体やメーカーへ状態を伝えて処分方法を確認する
まずは住んでいる自治体のごみ処分窓口や、モバイルバッテリーのメーカー窓口へ相談しましょう。
問い合わせるときは、製品名が分からなくても、外観や現在の状態をできる範囲で伝えれば大丈夫です。
たとえば「本体がふくらんでいる」「ケースにひびがある」「雨でぬれたあとから使っていない」など、事実を簡潔に伝えると案内を受けやすくなります。
自治体によっては、通常の資源回収とは別に相談窓口や持ち込み先を設けている場合があります。
メーカーが回収や相談を受け付けていることもあるため、製品の本体表示、説明書、公式サイトなどを確認してみてください。
| 確認したい状態 | 相談時に伝える内容の例 |
|---|---|
| 膨張 | 本体の中央や側面がふくらみ、平らな場所で安定しない |
| 変形・破損 | 落下後にケースが割れた、端子まわりが曲がった |
| 水濡れ | 水や飲み物がかかった、雨にぬれた、水没したことがある |
| 不明な状態 | 古くて使えず、外観にも気になる部分がある |
相談先から指示があるまでは、自己判断で分解したり、別の容器へ移し替えたりしないようにしましょう。
処分方法は地域や製品の状態で異なるため、「ほかの電池と同じように出せるはず」と考えず、個別に確認することが安心につながります。
押す・曲げる・穴を開けるなどの行為は避ける
膨らんだモバイルバッテリーを元の形に戻そうとして押したり、かさばるからと曲げたりするのは避けてください。
外装が浮いていても、テープで強く巻いて圧迫することはおすすめできません。
また、穴を開ける、切る、分解する、重い物を載せるといった行為も行わないようにしましょう。
モバイルバッテリーの内部には充電式電池が入っており、強い力が加わると内部に影響する可能性があります。
- ふくらみを手で押し込まない
- 工具や刃物を使って開けない
- 外装の割れを接着剤などで補修しようとしない
- 使い切る目的で充電や給電を繰り返さない
- ほかのごみや金属類と一緒にまとめない
見た目の変化が小さくても、以前と違うと感じたら、使用を続けずに相談先の案内を待つのがよいでしょう。
特に、ふくらみがある製品は袋の中で押し込んだり、引き出しに詰め込んだりせず、周囲から力がかかりにくい場所に置くことを意識してください。
店舗へ持ち込む場合も事前に受け入れ可否を確認する
家電量販店などに回収サービスがあっても、膨張・破損・水濡れしたモバイルバッテリーを受け入れられるとは限りません。
回収ボックスの投入口に入らない場合や、注意書きに対象外と書かれている場合は、その場で無理に出さないでください。
持ち込む前に店舗へ電話などで連絡し、製品の状態を伝えたうえで受け入れの可否を確認しましょう。
確認する際は、メーカー名、製品のおおよその大きさ、膨張や破損の有無を伝えるとスムーズです。
店舗から持ち込み方法や受付場所について案内があった場合は、その内容に従ってください。
受け入れが難しいと案内されたときは、自治体の担当窓口やメーカーへ改めて相談すれば大丈夫です。
状態に合った処分先を選ぶことが、回収に関わる人や周囲への配慮にもつながります。
発熱・異臭・発煙がある場合は触れずに安全を確保する

モバイルバッテリーが熱い、普段と違うにおいがする、煙が出ているときは、使用・充電を直ちにやめて、まず人と周囲の安全を優先してください。
異常が見られる製品は状態が急に変わることもあるため、無理に持ち運んだり、回収へ出そうとしたりせず、必要に応じて119番へ連絡しましょう。
「まだ使えるかもしれない」と確認するために電源を入れ直す行為も避け、落ち着いて距離を取ることが大切です。
使用や充電をすぐに中止して周囲の可燃物から離れる
本体が触れないほど熱い、焦げたようなにおいがする、充電中に異音がするといった異常に気付いたら、使用と充電を中止してください。
充電ケーブルをつないでいる場合は、本体に触れず安全に行える状況であれば、コンセント側から電源を切ることを検討します。
ただし、本体が高温になっている、煙が出ている、近づくことに不安がある場合は、ケーブルを抜こうとして近寄らないでください。
異常があるモバイルバッテリーを手でつかんだり、ポケットやバッグへ入れたりすると、やけどや周囲への影響につながるおそれがあります。
近くに紙類、衣類、寝具、カーテン、スプレー缶などがある場合は、自分の安全を保てる範囲で、人を遠ざけることを優先しましょう。
特に就寝中や外出前の充電では異常に気付きにくいため、異変を感じた時点でその場を離れ、家族や同居人がいれば状況を共有してください。
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電源を入れ直して状態を確かめない。
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充電や給電を続けない。
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熱い本体を素手で移動させない。
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バッグ、引き出し、車内などの閉じた場所へ入れない。
-
水をかける、冷凍庫へ入れるなど、自己判断で急に冷やそうとしない。
異臭だけで煙が見えない場合でも、においが続く、熱を持っている、外装に変化があるといった様子があれば、通常とは異なる状態と考えて慎重に対応しましょう。
煙や火が出ている場合は無理に対処せず119番へ連絡する
煙や火が見える場合は、自分で何とかしようとせず、119番へ連絡してください。
通報時には、モバイルバッテリーから煙または火が出ていること、建物内か屋外か、けが人の有無を伝えると状況が伝わりやすくなります。
室内で発生した場合は、可能であれば周囲の人にも知らせ、煙を吸わないようにして安全な場所へ避難してください。
煙には刺激を感じる成分が含まれる場合もあるため、においを確かめようとして顔を近づけることは避けましょう。
火が小さく見えても、製品内部の状態は外から判断できません。
消火や移動を試みることで危険が増すこともあるため、消防からの案内がある場合はその指示に従ってください。
| 見られる状態 | 優先したい対応 |
|---|---|
| 本体が異常に熱い・異臭がする | 使用と充電を中止し、近づかずに周囲の安全を確認する。 |
| 煙が出ている | 人を遠ざけ、安全な場所へ避難して119番へ連絡する。 |
| 火が出ている | 無理に近づかず、ただちに119番へ連絡し、消防の案内に従う。 |
異常が収まっても通常の回収ボックスには入れない
発熱や異臭、発煙がいったん収まったように見えても、そのモバイルバッテリーを再び使用したり、通常の回収ボックスへ入れたりしないでください。
外見上は落ち着いていても、内部に影響が残っている可能性があり、ほかの回収品と接触した際に問題が起こるおそれがあります。
「今は冷めているから大丈夫」と判断せず、通常品とは分けて扱うことが大切です。
消防へ連絡した場合は、処分や保管について案内を受けられることがあるため、まずはその内容を優先してください。
消防の対応後に処分先を探す際は、メーカーの相談窓口や自治体の担当窓口へ製品の状態を伝え、個別の案内を確認しましょう。
相談時には、発熱・異臭・発煙のどれがあったか、現在は冷めているか、外装に変化があるかを伝えると、状況に合った案内を受けやすくなります。
異常が起きたモバイルバッテリーは、急いで処分するよりも、安全な方法を確認してから次の行動を決めることを心がけてください。
処分までの間は高温多湿と衝撃を避けて保管する
モバイルバッテリーを処分するまでの間は、直射日光や湿気を避けた、涼しく安定した場所に置いてください。
落下や圧迫が起こらないようにし、金属製品や燃えやすい物から離して保管することも大切です。
処分先が決まるまで、使わずに落ち着いて保管することで、持ち運びや引き渡しの際にも扱いやすくなります。
直射日光が当たらない涼しい場所を選ぶ
モバイルバッテリーは、窓際や車内など、日差しによって温度が上がりやすい場所には置かないようにしましょう。
とくに夏場の車内は短時間でも高温になりやすいため、処分予定のモバイルバッテリーを置いたままにする場所としては向いていません。
洗面所、浴室の近く、結露しやすい窓辺など、湿気がたまりやすい場所も避けると安心です。
保管場所は、室内の棚や収納スペースなど、温度や湿度の変化が比較的少なく、倒れにくい平らな場所を選びます。
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直射日光が当たる窓際
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夏場に温度が上がりやすい車内
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暖房器具や調理家電のそば
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浴室や洗面所など湿気の多い場所
-
床暖房の上や、温かくなりやすい家電の上
「数日だけだから」と思っても、置き場所はできるだけ整えておくとよいでしょう。
金属製品や燃えやすい物の近くに置かない
保管中は、鍵や硬貨、工具などの金属製品と接触しないようにしてください。
端子まわりに金属が触れると意図しない通電につながることがあるため、ほかの小物と一緒に引き出しへ入れないことが基本です。
紙類、衣類、寝具、カーテンなど、燃えやすい物の近くも避けましょう。
収納する際は、モバイルバッテリーだけを置くスペースをつくり、上から本や箱を重ねないようにすると、圧迫や落下の予防にもなります。
| 保管方法 | 確認したいポイント |
|---|---|
| 棚や収納ボックスの一角に置く | 金属小物や充電ケーブルと混ぜない |
| 平らな場所に単体で置く | 上に物を載せず、倒れない位置にする |
| 持ち運ぶまで保管する | バッグの底に入れたまま放置しない |
端子の保護など、回収へ出すための準備を済ませている場合でも、保管中に重い物が当たらないよう気をつけてください。
子どもやペットが触れない場所で保管する
モバイルバッテリーは小さくても電子機器なので、子どもやペットが触れる場所には置かないようにしましょう。
かじる、投げる、踏む、水をかけるといった思いがけない行動を防ぐため、手の届かない高さの棚や、ふた付きの安定した収納場所が向いています。
ただし、密閉性の高い容器へ無理に押し込んだり、ほかの物を詰め込んだりする必要はありません。
見つけやすく、触れにくく、物が当たりにくい場所を意識して選ぶと、処分日まで管理しやすくなります。
家族や同居人がいる場合は、「処分予定で保管しているもの」と共有しておくと、誤って持ち出したり充電したりすることを避けやすいです。
分解や自己修理をせず早めに相談する
処分したいモバイルバッテリーは、内部を確認しようとして分解したり、外装を開けたりしないでください。
「まだ使えるかもしれない」と思っても、処分を決めた製品を自己流で修理したり、部品を取り外したりすることは避けましょう。
ケーブルが抜けない、端子が傷んでいる、外装の状態が気になるなど、出し方に迷う点があるときは、無理に処分を進めず、メーカーや自治体の窓口へ相談することが大切です。
相談する際は、製品名、メーカー名、保管している状態、気になっている箇所を伝えると、案内を受けやすくなります。
処分先がすぐに見つからない場合も、使用せず適切な場所で保管しながら、回収協力店や自治体の受付方法を確認してみてください。
まとめ
この記事のポイントをまとめます。
- モバイルバッテリーは、自治体の案内や回収協力店のルールに従って処分する
- 燃やすごみや不燃ごみに混ぜると、収集・処理中に発熱や発火につながるおそれがある
- JBRCの協力店、家電量販店、自治体の回収拠点が主な持ち込み先になる
- JBRCを利用する際は、メーカー名とリサイクルマークを確認する
- 回収前には電源を切り、端子や金属部分をテープで覆う
- 膨張・変形・破損・水濡れがあるものは回収ボックスに入れず、自治体やメーカーへ相談する
- 発熱や異臭、発煙がある場合は使用をやめ、触らずに安全を確保する
- 処分までの間は、高温多湿や衝撃を避けて保管する
モバイルバッテリーは小さくても、充電式電池を内蔵しているため、普段のごみと同じ感覚で捨てないことが大切です。
まずは本体の状態を確認し、問題がなければ端子をテープで保護してから、近くの回収先を調べてみてください。
もし膨らみや破損などが見られる場合は、無理に持ち込まず、自治体やメーカーの案内を確認すると安心です。
使い終えたモバイルバッテリーを適切な方法で手放せば、お部屋もすっきりして、次に必要なものを気持ちよく選べますよ。
