コインロッカーにスーツケースが入らない…そのときどうする？旅行者のための安心マニュアル

コインロッカーに入らないとき、すぐにできる対処法

旅行先でコインロッカーにスーツケースが入らず、
困ってしまった経験はありませんか？
そんなときでも慌てずに、落ち着いて対処すれば大丈夫。

ここでは、すぐにできる対処法をご紹介します。

駅の手荷物預かり所を使う（JRや私鉄のカウンター）

大きな駅には、駅構内や周辺にある
「手荷物一時預かり所」が便利です。

スタッフが対応してくれるので、
安心して荷物を預けることができます。

ホテルや宿泊施設での一時預かりに頼る

宿泊予定のホテルにチェックイン前後で
荷物を預けられるか確認してみましょう。

ほとんどのホテルでは、
当日中であれば快く対応してくれます。

空港や商業施設のクロークサービスを活用する

空港内やデパート、大型商業施設にも
クロークサービスがある場合があります。

観光途中に立ち寄る予定があるなら、
その施設での預け入れも検討してみてください。

宅配・バゲージサービスで観光地まで配送する

「ヤマト運輸」や「JALエービーシー」など、
当日や翌日に荷物を配送してくれる
バゲージサービスも便利です。

空港や駅からホテルまでの移動を
手ぶらでラクにできるのが魅力です。

※時間帯やエリアにより即日配送できない場合もあるので、
事前の確認がおすすめです。

スーツケースがコインロッカーに入らないのはなぜ？

「なぜ入らないの？」と驚く方も多いかもしれませんが、
コインロッカーにはサイズの規格があります。

ここではその理由をわかりやすくご紹介します。

コインロッカーの規格サイズと利用料金の関係

ロッカーは料金に応じてサイズが異なります。

• 小型（300円〜）：リュックや小型バッグ向け
• 中型（400円〜）：キャリーケースや小型スーツケース
• 大型（500円以上）：中型〜やや大きめスーツケース

それ以上の特大サイズに対応しているロッカーは、
限られた駅や施設のみとなっています。

スーツケースの大きさ別：収納できるかの分かれ目

目安として、機内持ち込みサイズであれば
中型ロッカーに入るケースが多いです。

しかし、容量が40Lを超えるようなスーツケースや、
キャスターが外に出ているタイプは入りません。

都市部・観光地・地方駅で異なるロッカー事情

• 都市部のターミナル駅：大型ロッカーが比較的多い
• 観光地駅：観光案内所に預かり所が併設されていることも
• 地方駅：ロッカーの数そのものが少ないことも

ポイント：ロッカーがある前提で移動しないのが安心です。

ロッカーに入るスーツケースのサイズ目安

旅行前に「このスーツケースはロッカーに入るかな？」と
気になることはありませんか？

ここでは、ロッカーに入るかどうかの目安を
具体的に解説していきます。

サイズ別スーツケースとロッカー収納の早見表

※ロッカーの規格は駅により若干異なります。

300円・400円・500円ロッカーの対応サイズとは？

• 300円ロッカー：折りたたみ傘、コンビニ袋程度
• 400円ロッカー：1〜2泊用キャリーケース
• 500円以上ロッカー：3泊以上の旅行や土産袋も一緒に

飛行機持ち込みサイズとロッカー収納の違い

「飛行機に持ち込めたからロッカーもOK」と
思いがちですが、ロッカーの奥行きや幅が異なるため、
収納できないことがあります。

機内持ち込みサイズ（3辺合計115cm以下）でも、
キャスターや取っ手の形状次第で入らないことも。

事前にできるスーツケースサイズの確認方法

• メジャーで縦・横・奥行きを測る
• キャスター込みのサイズで判断する
• 実際に利用予定の駅のロッカーサイズをWebで確認

ポイント：スーツケース購入時からロッカーを意識すると、
旅先でのトラブルを減らせます。

ロッカーが満杯だったときの対応策

せっかくコインロッカーを探しても、
「すべて使用中…」ということもありますよね。

そんなときでも慌てずに対応できるよう、
代替手段をいくつかご紹介します。

スマホアプリで空きロッカーを探す方法（例：acure pass、ecbo cloak）

「acure pass」や「ecbo cloak」などのアプリでは、
ロッカーの空き状況や手荷物預かり所の検索ができます。

一部の駅では、駅構内のリアルタイム空き情報も
スマホから確認できるようになっています。

駅の構内地図を使ったロッカーの探し方

メイン通路付近のロッカーは混雑しやすいですが、
少し離れた改札外や地下通路にもロッカーがあることがあります。

構内マップや案内板を活用し、
人の流れが少ない場所をチェックしてみましょう。

混雑する時間帯や曜日を避けるコツ

• 朝9時〜11時頃、夕方〜夜は混みやすい
• 土日祝や大型連休、観光地の最寄駅は混雑傾向

ポイント：平日の昼間や早朝は比較的空いているので、
時間をずらす工夫もおすすめです。

近隣の商業施設や観光案内所をチェック

駅が満杯でも、近くのショッピングモールや観光案内所で
荷物を預かってくれる場合があります。

“〇〇駅 コインロッカー 空き”で検索すると、
有益な口コミや情報が見つかることもあります。

※あらかじめ「駅名＋手荷物預かり所」で
検索しておくと安心です。

具体例：主要駅での荷物預かり・ロッカー活用法

ここでは、旅行者の利用が多い
東京・京都・大阪などの主要駅について、
ロッカーや荷物預かりの活用例をご紹介します。

【東京駅】大型ロッカーの場所と空き状況確認法

東京駅はロッカーの数が多い反面、
観光・ビジネス客も多いため満杯になりやすいです。

• 地下1階「グランスタ地下北口」付近に大型ロッカーあり
• スマホアプリ「acure pass」で空き状況確認可能
• 改札外の「八重洲地下街」方面も穴場です

【京都駅】観光客向け預かり所と人気ロッカーエリア

京都駅は観光地への拠点となるため、
コインロッカーは常に混雑気味。

• 駅ビル内の「南北自由通路」や「伊勢丹地下」が狙い目
• 京都タワー1階の観光案内所でも荷物預かりサービスあり
• 「ecbo cloak」対応のカフェや土産店も近隣に多数

【新大阪駅】出張・観光に便利なロッカーの使い方

新幹線利用が多く、短時間の荷物預けニーズも高い新大阪駅。

• 新幹線改札外の「中央口付近」に中・大型ロッカー多数
• JR在来線構内にも点在しており、比較的空きが見つかる
• 駅ビルのコインロッカーは比較的新しいものが多く、IC対応

地方駅（高山・函館など）でロッカーがない場合の代替策

地方の駅ではロッカーの設置数が少ない場合もあります。

• 高山駅：駅すぐの観光案内所で手荷物預かり対応
• 函館駅：近隣ホテルが一時預かりサービスを提供
• ecbo cloakで地域の個人店舗やカフェを探すのもおすすめ

※「駅名＋荷物預かり」や「ecbo cloak 地名」で検索すると、
その地域ならではの情報が得られやすくなります。

大きな荷物を旅行前に送る「手ぶら観光」テクニック

ロッカーが見つからない、持ち歩きたくない。
そんなときに便利なのが事前の宅配サービスです。

観光中をもっと快適にする
「手ぶら観光」のコツを見ていきましょう。

出発前に宿泊先へ宅配便で送る方法（ヤマト・佐川など）

自宅や前の宿から、次の宿泊先にスーツケースを
宅配しておくと、移動がぐっとラクになります。

• ヤマト運輸の「宿泊施設宛サービス」
• 佐川急便の「飛脚ラージサイズ便」

※宿泊先が荷物の受取を事前にOKしているか、
必ず確認しておきましょう。

宅配ボックス付きのホテルを活用する

最近では、宅配ボックスや荷物受け取りサービスが
用意されているホテルも増えています。

チェックイン前でもフロントで受け取ってもらえることが多く、
女性のひとり旅でも安心感があります。

駅・空港で受け取りできるサービスの使い方

羽田空港や関西空港などでは、
荷物を駅・空港で受け取れる「空港宅配受取サービス」も。

帰国時や地方移動のときにも便利です。

• JAL ABC や ANA Skyporter などのサービス
• 成田・関空・中部国際空港などで対応

事前配送のメリットと注意点

メリット：

• 荷物を持ち歩かずに観光が楽しめる
• ラッシュ時や段差の多い街でも安心
• 小さなバッグ1つで自由に動ける

注意点：

• 受取可能時間や日付指定に要注意
• スーツケースの中身に貴重品は入れない
• 配送中の破損リスクを避けるため梱包を丁寧に

旅行前のひと手間で、当日の自由度がぐっと上がりますよ。

コインロッカーを効率よく使う工夫と便利アイテム

ロッカーがあっても「うまく入らない」「小銭がない」など、
いざというときに困ることもありますよね。

ここでは、ロッカーをスムーズに活用するための工夫と、
あると便利なアイテムをご紹介します。

小分け収納でロッカーに入れやすくする工夫

• 荷物を圧縮袋やポーチでコンパクトにまとめる
• 土産や食べ物はサブバッグに分ける
• キャリーケースを開けずに出し入れできるよう整理

荷物の形を整えることで、
ロッカーに入る可能性がぐっと上がります。

ICカード決済やスマホ操作でスムーズに使う

現金式ロッカーも多いですが、
最近は交通系ICカードやQRコード決済に対応した
キャッシュレスロッカーも増えています。

Suica・PASMO・ICOCAなどが使えると、
小銭を探す手間も省けてスピーディーです。

荷物管理が楽になる便利グッズ（圧縮袋・ロック付きケースなど）

• ダブルファスナー付き圧縮袋：衣類がかさばらない
• ワイヤーロック付きの小型バッグ：貴重品を分けて安心
• 折りたたみ式エコバッグ：お土産や一時的な荷物に便利

ちょっとした工夫で、
旅中の移動や保管がぐっと快適になります。

観光中の快適な荷物管理の考え方

• 無理に全部持ち歩こうとせず、預ける勇気を持つ
• バッグの中に入れる物を毎朝見直す
• 1日の行動予定に合わせてバッグを使い分ける

※特に女性の場合、荷物が多くなりがちなので、
「一番ラクな持ち方」を毎日試してみてください。

ロッカー利用を想定したスーツケース選びのポイント

旅行中のストレスを減らすためには、
最初からロッカーに入るサイズを選ぶのが理想です。

ここでは、スーツケース選びで押さえておきたい
チェックポイントをお伝えします。

ロッカーに収まるサイズ選びのコツ（旅行日数別）

• 1〜2泊：30〜35L（中型ロッカー対応）
• 2〜4泊：36〜50L（大型ロッカー対応）
• 5泊以上：宅配・手荷物預かりを想定して選ぶ

※「3辺合計115cm以内」が一般的なロッカー基準です。

軽量スーツケースのメリットと選び方

• 電車や階段の移動がラク
• 荷物が少ないときも使いやすい
• 年配の方や子連れの旅行でも負担が少ない

軽量タイプでも強度の高いポリカーボネート製が
おすすめです。

キャスター・ハンドルの形状と収納性の関係

• 外付けキャスター：ロッカーに引っかかりやすい
• 内蔵型キャスター：サイズ制限クリアしやすい
• ハンドルの出っ張りも収納性に影響します

収納性を優先したい方は、内蔵型キャスター＋フラット設計の
モデルを選ぶとよいでしょう。

人気ブランドのスーツケース収納性能比較（サムソナイト・リモワなど）

• サムソナイト：軽量＆収納力のバランス◎
• リモワ：丈夫だがやや厚みがあり、収納に注意
• プロテカ：日本の駅ロッカーを意識した設計多数

※購入前に「ロッカー対応サイズ」表記があるかチェックしましょう。

スーツケースは見た目や価格だけでなく、
使用シーンを想定して選ぶことが大切です。

コインロッカー利用時の注意点とトラブル対策

コインロッカーは便利な反面、
思わぬトラブルが起こることもあります。

ここでは、安心して使うために知っておきたい
注意点と対策をご紹介します。

サイズ・重量制限や営業時間を事前にチェック

• ロッカーには最大収納サイズ・重さの制限があります
• 駅によっては営業時間内しか利用できないことも
• 特に地方の駅では早朝・深夜の利用ができない場合あり

※改札内ロッカーは終電後に利用できないケースもあります。

長時間利用による追加料金トラブルを避ける方法

• ロッカーは通常「1日単位の利用料金」制
• 翌日をまたぐと追加課金されることがあります
• アラーム設定やメモで回収時間を忘れないように

スマホの電池切れや故障時の対応方法

近年の電子ロック式ロッカーでは、
スマホ操作で開閉するタイプも増えています。

• スマホのバッテリー残量に注意
• スクリーンショットでロッカー番号やパスを保存
• 電話でサポートに連絡できるよう番号を控えておく

荷物の盗難・セキュリティ対策の基本

• 高価なもの・貴重品は預けない
• 他人が開けにくいロッカー（壁際や目立たない場所）を選ぶ
• 荷物の中に「連絡先メモ」を入れておくと安心

荷物を運ぶ際の安全面・身体への配慮

• 無理な姿勢で持ち上げない
• 小分けして分散して持つ
• エレベーターやエスカレーターを積極的に利用する

旅行中のちょっとした工夫で、
不安やトラブルをグッと減らすことができますよ。

スーツケースがロッカーに入らなかった体験談＆口コミ

「まさか入らないとは思わなかった…」という声は、
旅行者の間で意外と多く聞かれます。

ここでは、実際にあった体験談や
口コミから学べるポイントをご紹介します。

SNSや旅行サイトでよくあるトラブル事例

• 「新宿駅でロッカー満杯、1時間探し回った」
• 「スーツケースが大きすぎて、コインロッカーに入らず観光できず」
• 「海外サイズのスーツケース、国内ロッカーに入らず焦った」

※特に夏休み・年末年始などの繁忙期は要注意です。

実際に助かった代替サービスの紹介

• 駅近くの観光案内所で預かってもらえた
• ecbo cloakでカフェに荷物を預けてゆっくり休憩
• ホテルに到着前でも快く荷物を預かってもらえた

柔軟な対応をしてくれる施設を探しておくと安心です。

「これがあって助かった」おすすめアイテム・準備リスト

• キャリーの中に折りたたみ式バッグを忍ばせていた
• 圧縮袋で荷物のかさを減らして収納に成功
• 旅行前にロッカーの場所やサイズを検索しておいた

旅行中に焦らないためにも、
他の人の体験を参考にして事前準備をしておくと安心ですね。

よくある質問（FAQ）

旅行中にコインロッカーを利用する際、
よくある疑問や不安にお答えします。

ロッカーに入らなかった場合、返金される？

現金式ロッカーは、開錠すれば料金が返金される場合があります。

ただし、時間が経過したり鍵を閉めた状態では
返金不可になることが多いので注意が必要です。

ICカード式やスマホ操作型は、サポート窓口に連絡することで
返金対応が可能なケースもあります。

複数の荷物を一緒に入れても大丈夫？

はい、スペースに収まる範囲であれば問題ありません。

ただし、無理に押し込むとドアが閉まらなかったり、
破損や故障の原因になることもあるため注意しましょう。

深夜や早朝でもロッカーは使える？

駅構内ロッカーは、駅の営業時間に準じるため、
終電後は利用できないことがあります。

改札外にあるロッカーや商業施設併設のロッカーなら、
24時間使えるタイプもあります。

利用中にエラーや鍵が開かなくなったら？

設置元のロッカーにはサポート窓口が記載されています。

• 鍵式：管理事務所に連絡
• 電子式：設置会社に電話またはアプリでサポート依頼

※トラブルに備えて、利用前に連絡先をスマホで撮っておくと安心です。

スマホの電池切れでロッカーを開けられないときは？

• 駅の充電スポットで一時充電する
• サポート窓口に相談する
• 可能であればモバイルバッテリーを常備しておく

ペットキャリーやベビーカーはロッカーに入れてもいい？

基本的に生き物や精密機器などは預け入れ禁止です。

ベビーカーやキャリーケースも収納サイズ次第ですが、
折りたためるかどうかがポイントになります。

領収書は出せる？出張精算に使える？

• 電子ロッカーの場合、多くはレシートや領収書の発行が可能
• 現金式でも、一部の駅では申請により領収証が出せる場合あり

※ビジネス利用の方は、電子ロッカーやアプリ利用が便利です。

まとめ 旅行中に荷物で困らないための準備と心構え

旅行中にスーツケースがロッカーに入らない、
ロッカーが見つからないといったトラブルは、
誰にでも起こり得ることです。

でも、ちょっとした事前準備と知識があれば、
その場で焦らずに済みます。

荷物トラブルを防ぐためにできること

• 事前にロッカーのサイズと位置を調べておく
• 荷物を小分けにして柔軟に対応できるようにする
• スマホで使えるアプリやサービスを活用する
• 宅配やホテル預かりなど代替手段を想定しておく

快適に旅を楽しむための心構え

• 「すべて自分で持つ」より「預けてラクに」が現代流
• 必要最小限の荷物で身軽な旅を意識する
• もしものときも、対応策があると知っておく

荷物でモタモタして時間をムダにするより、
スムーズに身軽で観光を楽しむ工夫をするほうが、
旅全体の満足度がきっと高まりますよ。

どうぞ、快適で楽しいご旅行を！