パソコンで動画を見ようとしたときやオンライン会議の前に、突然音が出なくなると困ってしまいますよね。
故障かもしれないと不安になるかもしれませんが、音量や出力先などの設定を確認するだけで、聞こえるようになる場合もあります。
まずは難しい操作を急がず、画面上で確認できる基本的な項目から順番に見直していくことが大切です。
この記事では、パソコンの音が突然出ないときに確認したい原因と、状況に合わせた対処法をわかりやすくご紹介します。
この記事でわかること
- 音量・出力先・再生中の内容を確認する方法
- イヤホンや外付けスピーカーなどを使っている場合の見直し方
- 特定の動画やアプリだけ音が出ない場合の確認ポイント
- 再起動や音声の診断、サウンドドライバーを確認する流れ
パソコンの音が突然出ないときは、音量・出力先・再生中の内容から確認する

パソコンの音が突然出なくなったときは、まず音量設定・音の出力先・再生している内容を順番に確認してみましょう。
ちょっとした操作で音量が小さくなっていたり、音が別の機器へ出力されていたりするだけなら、設定を戻すことで聞こえるようになる場合があります。
難しい操作の前に、画面上で確認できる項目から見直すと、落ち着いて原因を絞り込みやすくなります。
音量がゼロやミュートになっていないか確かめる
最初に、画面右下のスピーカーのアイコンを選び、音量がゼロになっていないか確認します。
スピーカーのアイコンに「×」印が付いている場合や、音量バーが一番左まで下がっている場合は、音が聞こえません。
音量バーを少し上げて、消音を解除した状態で音が出るか試してみてください。
パソコンによっては、キーボードの音量キーを押した拍子に、音量が下がったり消音になったりすることもあります。
キーボード上部にあるスピーカーのマークや、音量を上げ下げするキーもあわせて確認すると安心です。
- 画面右下のスピーカーアイコンに「×」印が付いていないか
- 音量バーが一番左端になっていないか
- キーボードの消音キーを誤って押していないか
- パソコン本体に音量調節ボタンがある場合、音量が下がっていないか
音量を上げても急に大きな音が出ることがあるため、最初は低めの音量から少しずつ上げるのがおすすめです。
周囲が静かな場所では小さな通知音でも確認しやすいため、音量を上げすぎずに試せます。
音の出力先が使いたいスピーカーになっているか確かめる
音量に問題がなさそうなら、音の出力先がパソコン本体のスピーカーになっているか見てみましょう。
パソコンは、以前使った機器や画面と接続した状態を記憶し、意図しない出力先が選ばれることがあります。
たとえば、画面に接続している機器や無線でつないだ音声機器が出力先として選ばれていると、パソコン本体からは音が聞こえないことがあります。
画面右下のスピーカーアイコンを選ぶと、現在選ばれている出力先の名前を確認できる機種があります。
出力先を切り替える項目が表示されたら、「スピーカー」やパソコン名が付いた項目を選び、音が出るか確認してください。
| 表示されやすい出力先 | 確認したいこと |
|---|---|
| スピーカー | パソコン本体から音を出したい場合に選ばれているか |
| 画面・ディスプレイ名 | 画面側のスピーカーから音を出す設定になっていないか |
| 無線音声機器の名前 | 近くに使っていない機器があり、そちらへ出力されていないか |
出力先を切り替えたあとは、数秒待ってから再生中の音を確認すると、変更が反映されたか判断しやすくなります。
どの項目を選べばよいか迷うときは、現在使いたい場所がパソコン本体のスピーカーなのか、接続中の画面なのかを基準に選びましょう。
別の動画や通知音も聞こえないか試す
音が出ない場合は、再生している動画や音声だけの問題なのか、パソコン全体で音が出ないのかを分けて考えることも大切です。
いま開いている動画を止めて、別の動画を再生したり、パソコンの通知音が鳴る操作をしたりして確認してみてください。
別の内容では音が聞こえるなら、パソコンの音声出力そのものではなく、最初に再生していた内容に音声が含まれていない可能性があります。
動画には、もともと無音の場面があったり、音声が小さく編集されていたりするものもあります。
一方で、どの動画や通知音を試しても聞こえない場合は、パソコン全体の音に関する設定を引き続き確認する必要があります。
- 再生中の動画をいったん停止します。
- 別の動画や音声コンテンツを開きます。
- 音量と出力先を確認した状態で再生します。
- 可能であれば、通知音など動画以外の音も確認します。
このように複数の音で試すと、「特定の内容だけ聞こえない」のか、「どの音も聞こえない」のかを整理できます。
確認結果を把握しておくと、次に見直す場所も選びやすくなります。
イヤホンや外部機器を使っている場合は接続と出力先を見直す
イヤホンや外付けスピーカー、外部ディスプレイを使っているときに音が突然出なくなった場合は、機器の接続状態と、音の出力先が合っているかを確認してみましょう。
パソコン本体ではなく、以前つないだ機器や別の機器へ音が送られているだけの場合もあるため、ひとつずつ切り分けると原因を見つけやすくなります。
外部機器を使っていると、画面上では再生できているように見えても、実際には聞こえない場所へ出力が切り替わっていることがあります。
まずは現在パソコンに接続している機器を確認し、使いたい機器だけをつないだ状態で試すと整理しやすいでしょう。
イヤホンやスピーカーのケーブル・端子を確認する
有線イヤホンや外付けスピーカーの場合は、ケーブルの差し込みが少しゆるんでいるだけでも音が聞こえなくなることがあります。
端子が最後までしっかり差し込まれているかを、いったん抜き差しして確認してみてください。
差し込み口が複数あるパソコンでは、イヤホン用ではない端子に接続している可能性もあります。
イヤホンのマークが付いた端子や、取扱説明書で案内されている音声出力用の端子を選びましょう。
-
イヤホンやスピーカーのプラグを一度抜く。
-
プラグや端子部分にほこり、曲がり、目立つ傷みがないか見る。
-
音声出力用の端子へ、奥までまっすぐ差し込む。
-
ケーブルが強く引っ張られたり、折れ曲がったりしていないか確認する。
外付けスピーカーによっては、パソコンとの接続とは別に電源が必要なものもあります。
本体の電源表示や電源ケーブルも確認し、スピーカー側が使用できる状態になっているか見直しましょう。
イヤホンを外してもパソコン本体から音が出ないときは、イヤホンが接続されたままと認識されていることもあります。
抜き差しを数回試しても変わらない場合は、別のイヤホンやスピーカーを使って確認すると、機器側の状態を切り分ける目安になります。
Bluetooth機器に音が送られていないか確認する
ワイヤレスイヤホンやワイヤレススピーカーを使ったあとに音が出なくなった場合は、Bluetooth機器へ音が送られている可能性があります。
近くにあるBluetooth機器の電源が入っていると、意図せず再接続されることもあります。
使っていないワイヤレス機器が出力先になっていないかを確認することが大切です。
| 確認する場面 | 見直したいこと |
|---|---|
| ワイヤレスイヤホンを以前使った | イヤホンが自動的に接続されていないか確認する |
| 別の部屋にワイヤレススピーカーがある | スピーカーの電源を切って、音の行き先が変わるか試す |
| 複数のBluetooth機器を登録している | 現在使わない機器との接続を一度解除する |
確認する際は、パソコンのBluetooth設定を開き、接続済みと表示されている機器がないか見てみましょう。
使っていない機器が接続中であれば、いったん接続を切り、パソコン本体のスピーカーまたは今使いたい機器を選び直します。
ワイヤレスイヤホンを使う場合は、イヤホン本体の充電不足やケースに正しく収まっていない状態も接続に影響することがあります。
接続表示だけで判断せず、イヤホンやスピーカーの電源状態もあわせて確認すると安心です。
HDMI接続のディスプレイが出力先になっていないか確認する
外部ディスプレイやテレビをHDMIケーブルでつないでいる場合は、映像だけでなく音もその機器へ送られることがあります。
ディスプレイにスピーカーが付いていない、または音量が小さい場合には、パソコンから音が消えたように感じることがあります。
画面を外部ディスプレイに表示しているときは、音の出力先がディスプレイ名やテレビ名になっていないかを確認しましょう。
-
HDMIで接続しているディスプレイやテレビの電源が入っているか確認する。
-
ディスプレイ側にスピーカーがある場合は、本体の音量や消音状態を確認する。
-
パソコンの音声出力先で、ディスプレイまたはテレビが選ばれているか確認する。
-
パソコン本体から音を出したい場合は、本体のスピーカーを出力先として選ぶ。
HDMIケーブルをつないだままパソコン本体のスピーカーで聞きたいときは、映像の表示先とは別に音の出力先を切り替える必要がある場合があります。
反対に、テレビやディスプレイから音を出したい場合は、その機器にスピーカー機能があるかどうかも確認してみてください。
接続中の外部機器をいったん外して音が戻る場合は、外部機器への出力設定が関係していたと考えやすくなります。
使う機器を一つずつつなぎ直しながら確認すると、どの接続で音の行き先が変わるのか把握しやすくなります。
特定の動画やアプリだけ無音なら、そのアプリの音量設定を確認する
ほかのアプリでは音が聞こえるのに、特定の動画やアプリだけ音が出ない場合は、そのアプリ内の消音設定や個別の音量が原因になっていることがあります。
まずは動画プレーヤーやブラウザーにあるスピーカーの表示を確認し、そのあとにWindowsの音量ミキサーでアプリごとの音量を見直してみましょう。
パソコン全体の音量が上がっていても、アプリ単位で消音や音量を下げる設定は別に保存されるため、急に無音になったように感じるケースがあります。
動画プレーヤーやブラウザーのミュートを解除する
動画サイトや音楽再生サービス、会議ツールなどには、それぞれ再生画面内に音量調整のボタンが用意されています。
再生中の画面にスピーカーのマークが表示されている場合は、マークに斜線が入っていないか、音量バーが一番下になっていないかを確認してください。
スピーカーのマークをクリックすると、消音が解除されることがあります。
動画によっては、広告の再生後やページの切り替え後に音量設定が変わったように見えることもあるため、実際に再生している動画の操作部分を確認することが大切です。
- 動画の再生画面にあるスピーカーのマークを確認する
- スピーカーのマークに斜線が入っていればクリックして解除する
- 音量バーが左端や最小になっていないかを見る
- 動画をいったん停止してから、再生し直して確認する
ブラウザーで動画を見ている場合は、タブそのものが消音になっている可能性もあります。
ブラウザー上部のタブにスピーカーのマークが表示されているときは、そのタブを右クリックして「サイトの音声をミュート解除」などの項目がないか確認してみてください。
表示される文言はブラウザーによって異なりますが、タブ単位の消音を解除できれば、そのページの音が戻る場合があります。
| 確認する場所 | 見直したい内容 |
|---|---|
| 動画プレーヤーの操作部分 | 消音の解除、音量バーの位置 |
| ブラウザーのタブ | タブ単位の消音設定の有無 |
| アプリ内の設定画面 | 通知音、通話音、メディア音などの個別音量 |
| ゲームや動画編集ソフトの設定 | 効果音や音声、音楽が個別に下がっていないか |
ゲーム、オンライン会議、音楽再生などのアプリでは、「音楽」「効果音」「通話」「通知」といった項目ごとに音量を設定できる場合があります。
一部の音だけ聞こえないときは、アプリ内の設定メニューを開き、該当する項目が消音になっていないか確認するとよいでしょう。
アプリ内の音量が小さいままだと、Windows側の音量を上げても十分に聞こえないことがあります。
Windowsの音量ミキサーでアプリごとの音量を確認する
Windowsでは、アプリごとに別々の音量を設定できます。
そのため、ブラウザーや動画再生アプリだけが消音になっている場合は、Windowsの音量ミキサーから個別に調整できます。
確認したいアプリを起動し、音を再生した状態で操作すると、一覧に表示されやすくなります。
- 画面右下のスピーカーのアイコンを右クリックします
- 表示されたメニューから「音量ミキサー」を選択します
- 音が出ないアプリの名前を探します
- アプリのスピーカーのマークに斜線があれば、クリックして消音を解除します
- 音量スライダーが低くなっている場合は、聞きやすい位置まで上げます
Windowsのバージョンによって画面の見え方は異なりますが、「システム」から「サウンド」を開き、「音量ミキサー」へ進む方法でも確認できます。
アプリ名の横にある音量スライダーだけでなく、消音を示すスピーカーのマークも見落とさないようにしましょう。
全体の音量ではなく、無音になっているアプリの欄を調整することがポイントです。
また、音量ミキサーにはアプリごとの設定が残ることがあります。
以前に音を小さくしたアプリを久しぶりに使ったときは、そのときの設定が引き継がれている可能性もあります。
特定の動画サービスやアプリだけで音が出ないときは、再生画面の音量とWindowsの音量ミキサーを順番に確認すると、原因を見つけやすくなります。
設定に問題が見当たらないときは、再起動と音声の診断を試す

音量や再生中の内容に気になる点が見つからない場合は、パソコンを再起動してから、Windowsの音声トラブルシューティングを実行するのがおすすめです。
一時的に音声を処理する機能がうまく動いていないだけなら、再起動や診断によって改善することがあります。
設定を何度も変更する前に、まずパソコンの状態を整えると、原因を複雑にしにくくなります。
作業中のデータを保存してからパソコンを再起動する
パソコンを長時間使い続けていると、音声に関わる機能やアプリの動作が一時的に不安定になる場合があります。
再起動を行うと、起動中のアプリや一時的な処理がいったん終了し、パソコンが新しい状態で立ち上がります。
作業途中の文書や編集データがあるときは、再起動の前に必ず保存しておきましょう。
保存していない内容は、再起動すると失われる可能性があります。
-
開いている文書や作業中のデータを保存します。
-
動画編集ソフトや会議アプリなど、使用中のアプリを終了します。
-
画面下のスタートメニューを開きます。
-
電源のマークを選び、「再起動」をクリックします。
-
パソコンが起動し直したら、音が出なかった動画やアプリを開いて確認します。
ここで選ぶのは「シャットダウン」ではなく、基本的には「再起動」です。
再起動では、Windowsの動作に必要な仕組みが改めて読み込まれるため、一時的な不具合の切り分けに役立ちます。
ノートパソコンのふたを閉じただけの場合は、完全に再起動したことにならないことがあります。
スリープ状態から戻しても改善しないときは、スタートメニューから再起動を実行してみてください。
| 操作 | 音が出ないときの確認としての考え方 |
|---|---|
| スリープ | 作業をすばやく再開するための状態で、動作がリセットされないことがあります。 |
| シャットダウン | 電源を切る操作ですが、再確認には再起動のほうが手順を進めやすい場合があります。 |
| 再起動 | 起動中の処理を終了して立ち上げ直すため、まず試したい操作です。 |
再起動後に音が戻った場合は、一時的な動作の乱れが関係していた可能性があります。
何度も再起動を繰り返す必要はないため、1回試して変化がなければ、次の音声トラブルシューティングへ進みましょう。
Windowsの音声トラブルシューティングを実行する
再起動しても変化がないときは、Windowsに用意されている音声のトラブルシューティングを使ってみましょう。
これは、音が出ないときに関連する項目をWindowsが確認し、画面の案内に沿って診断を進める機能です。
表示される質問に答えながら進めるだけなので、細かな設定に慣れていない場合にも取り組みやすい方法です。
Windows 11では、次の流れで開けます。
-
スタートメニューから「設定」を開きます。
-
左側の「システム」を選択します。
-
「トラブルシューティング」を開きます。
-
「その他のトラブルシューティング ツール」を選びます。
-
「オーディオの再生」の項目にある「実行」をクリックします。
-
画面に表示される案内を確認し、該当する内容を選びながら進めます。
Windowsの更新状況によっては、設定画面の名称や項目の表示位置が少し異なることがあります。
見つからない場合は、設定画面上部の検索欄に「トラブルシューティング」または「オーディオ」と入力すると探しやすくなります。
診断の途中では、確認したい再生機器や、音が聞こえるかどうかを選ぶ画面が表示されることがあります。
急いで進めず、実際の状況に合う項目を選択することが大切です。
診断が終わったら、案内された対応を行ったうえで、もう一度音声を再生して変化を確認します。
トラブルシューティングで問題が見つからない場合でも、パソコン本体の故障と決めつける必要はありません。
次は、音を出すためのソフトウェアであるサウンドドライバーの状態を確認していきましょう。
改善しない場合はサウンドドライバーの状態を確認する
音量や出力先などを確認しても改善しない場合は、音を認識・再生するためのサウンドドライバーの状態を確かめてみましょう。
デバイスマネージャーで警告表示や無効化された機器がないかを確認し、必要な場合だけメーカーの案内に沿って更新または再インストールを行うのが安心です。
サウンドドライバーは、パソコン本体とスピーカーなどの音声機能をつなぐ役割を持つソフトウェアです。
更新プログラムの適用後や設定の変更後などに、ドライバーの認識が一時的に不安定になることがあります。
デバイスマネージャーで音声機器の表示を確かめる
まずはデバイスマネージャーを開き、パソコンが音声機器を正常に認識しているかを確認します。
Windows 11では、スタートボタンを右クリックして「デバイス マネージャー」を選ぶと開けます。
画面が開いたら、「サウンド、ビデオ、およびゲーム コントローラー」と「オーディオの入力および出力」を確認してください。
「Realtek Audio」や「Intel Display Audio」など、機器名はパソコンの機種や搭載部品によって異なります。
| 表示の状態 | 考えられる状況 | 確認したいこと |
|---|---|---|
| 通常どおり表示されている | 機器は認識されている状態です。 | 機器名を右クリックして「プロパティ」を開き、状態欄を確認します。 |
| 黄色い「!」が付いている | ドライバーや機器の動作に関する案内が出ている可能性があります。 | 「プロパティ」の状態欄に表示される内容を控えます。 |
| 下向きの矢印が付いている | 機器が無効になっている場合があります。 | 右クリックしたメニューに「デバイスを有効にする」と表示されるか確認します。 |
| 音声機器らしい項目が見当たらない | 機器が正しく認識されていない可能性があります。 | 表示メニューから「非表示のデバイスの表示」を選んで確認します。 |
黄色い「!」や下向きの矢印が付いている場合でも、表示だけで原因を決めつけず、プロパティの状態欄を確認することが大切です。
状態欄に番号付きの案内が表示された場合は、その番号と機器名をメモしておくと、メーカーのサポート情報を探す際に役立ちます。
使っていない機器名や意味が分かりにくい項目を、判断できないまま削除しないようにしましょう。
音声機器以外の項目まで変更すると、別の機能に影響することがあるためです。
ドライバーの更新や再インストールはメーカーの案内に沿って行う
デバイスマネージャーでドライバーに関する案内が見つかった場合は、まずパソコンメーカーの公式サポートページで、お使いの機種に対応する音声ドライバーが案内されているか確認します。
機種名に合わないドライバーを入れないことが、更新時に特に大切なポイントです。
パソコンの底面や設定画面で確認できる製品名・型番をもとに、対応する案内を探してください。
自作パソコンや部品を入れ替えたパソコンでは、マザーボードメーカーや音声機器メーカーの公式案内を確認する方法もあります。
-
デバイスマネージャーで対象の音声機器を右クリックします。
-
「ドライバーの更新」を選び、画面の案内に沿って更新方法を確認します。
-
メーカーの公式ページに新しいドライバーがある場合は、対象機種と対応しているWindowsの種類を確認します。
-
案内どおりにインストールを進め、完了後に音声が再生できるか確かめます。
更新しても変化がない場合や、ドライバーの状態欄に問題を示す案内が続く場合には、メーカーが案内する手順に限って再インストールを検討します。
再インストールでは、いったん対象の音声機器を削除してから、公式の手順でドライバーを入れ直す流れになることがあります。
ただし、操作の途中で音声機器の名称が分からなくなったり、複数の候補が表示されたりした場合は、無理に進めず案内を見直すと安心です。
メーカーのサポートページに手順がない場合は、機種名・Windowsの種類・デバイスマネージャーの表示内容を準備したうえで相談すると、状況を伝えやすくなります。
どの方法でも音が出なければ、機器の状態を切り分けて相談する
設定を確認してもパソコンの音が出ない場合は、別のイヤホンやスピーカーで音を試し、音が出ない場所を切り分けることが大切です。
外部機器だけで聞こえないのか、本体スピーカーを含めて聞こえないのかによって、確認先や相談先が変わります。
再セットアップなど大きな操作を考える前には、写真や仕事用のファイルなど、大切なデータを確認しておくと安心です。
別のイヤホンやスピーカーで音が出るか試す
手元に別のイヤホンや外付けスピーカーがある場合は、普段使っているものと入れ替えて音を確認してみましょう。
同じパソコンでも、音を聞く機器を変えることで、パソコン側とイヤホン・スピーカー側のどちらを確認すべきか判断しやすくなります。
| 確認結果 | 考えられる状態 | 次に確認したいこと |
|---|---|---|
| 別のイヤホンでは音が出る | 普段使うイヤホンやスピーカー側の状態を確認する必要がある | 別の機器につないでも音が聞こえるか確認する |
| 外付け機器では音が出る | 本体スピーカー側に確認が必要な場合がある | パソコンのメーカー窓口に相談する |
| どのイヤホンやスピーカーでも音が出ない | パソコン本体側で詳しい確認が必要な場合がある | 機種名と試した内容を整理して相談する |
イヤホンやスピーカーを別のスマートフォンやパソコンにつなぎ、普段どおり聞こえるか試す方法もあります。
ほかの機器では問題なく聞こえる場合は、イヤホンやスピーカーそのものではなく、パソコン側を中心に確認するとよいでしょう。
一方で、特定のイヤホンだけ音が聞こえにくい、片側だけ聞こえないといった場合は、無理にケーブルを曲げたり、端子を強く押し込んだりしないことが大切です。
機器の状態が気になるときは、購入元やメーカーの案内を確認してみてください。
本体スピーカーでも聞こえなければメーカーのサポートに相談する
イヤホンや外付けスピーカーだけでなく、本体スピーカーからも音が聞こえない場合は、パソコンのメーカーサポートに相談する選択肢があります。
特に、落下や水ぬれの心当たりがある場合、急に本体スピーカーだけ聞こえなくなった場合、ほかの機能にも気になる点がある場合は、早めに状況を伝えると安心です。
相談前に情報をまとめておくと、やり取りがスムーズになります。
-
パソコンのメーカー名、製品名、型番。
-
利用しているWindowsの種類。
-
音が出なくなったおおよその時期と、その前後に行った操作。
-
本体スピーカー、イヤホン、外付けスピーカーで試した結果。
-
画面上に表示されている案内があれば、その内容。
メーカーの窓口では、製品ごとの確認方法や修理が必要かどうかの相談先を案内してもらえることがあります。
保証の利用を考えている場合は、購入時の情報や保証書の保管場所も確認しておくとよいでしょう。
自作パソコンや中古で購入したパソコンでは、組み立てを依頼した店舗や購入店に相談できる場合もあります。
復元や再セットアップを検討する前に大切なデータを確認する
復元や再セットアップは、音の問題を確認する方法の一つですが、作業内容によっては設定や保存データに影響することがあります。
そのため、実行を検討する際は、先に必要なデータが手元に残っているかを確認するようにしましょう。
-
写真、動画、文書、仕事用のファイルなど、失いたくないデータを書き出します。
-
デスクトップ、ダウンロード、ドキュメントなど、保存しがちな場所を確認します。
-
外付け保存機器やオンライン上の保存先に、必要なファイルをコピーできているか確認します。
-
メール、ブラウザ、お仕事で使うサービスなどのログイン情報を確認します。
-
復元または再セットアップの前に、メーカーやMicrosoftの案内で影響する範囲を確認します。
オンライン上に保存しているファイルでも、同期が完了していないことがあるため、重要なものは開けるかどうかまで確認しておくと安心です。
再セットアップ後に必要になるアプリや周辺機器の情報も、あらかじめ控えておくと準備しやすくなります。
操作に迷う場合は、データの確認を済ませたうえでメーカーのサポートへ相談し、自分の機種に合った案内に沿って進めるようにしましょう。
まとめ
この記事のポイントをまとめます。
- まずはパソコン全体の音量、消音設定、再生中の内容を確認する
- 音の出力先が本体スピーカーになっているか見直す
- イヤホンや外付けスピーカー、外部ディスプレイの接続状態を確認する
- 特定の動画やアプリだけ無音なら、アプリごとの音量設定を確認する
- 設定に問題が見当たらない場合は、パソコンを再起動して音声の診断を試す
- 改善しないときは、サウンドドライバーの状態や更新状況を確認する
- 別のイヤホンやスピーカーでも試し、音が出ない場所を切り分けて相談する
パソコンの音が突然出ないと、故障かもしれないと不安になりますが、音量や出力先の設定が変わっているだけのこともあります。
まずは簡単に確認できる項目から順番に見直すことで、落ち着いて原因を絞り込みやすくなります。
外部機器をつないでいる場合は、接続を外して本体スピーカーで試すなど、ひとつずつ状況を変えて確認してみてください。
それでも改善しない場合は、大切なデータを確認したうえで、パソコンや機器のメーカー窓口、購入店などに相談すると安心です。

