「WordPressサイトを閉鎖したいけれど、何から手をつければよいかわからない」「削除したあとにデータや料金が残らないか心配」と感じている方もいるのではないでしょうか。
WordPressの閉鎖方法は、WordPress.comを利用しているか、自分で契約したサーバーに設置しているかによって異なります。
また、完全に削除する前に非公開や運営休止を選べる場合もあるため、今後サイトを再開する可能性も考えながら進めることが大切です。
この記事では、利用形態ごとの閉鎖手順、削除前に保存しておきたいデータ、閉鎖後に確認したいサーバー・ドメイン契約まで、わかりやすくご紹介します。
大切な記事や画像を失わず、安心してサイトを終了するために、ご自身の状況に合う方法を確認していきましょう。
この記事でわかること
- WordPress.comとサーバー設置型で異なる閉鎖方法
- 完全削除の前に検討できる非公開・運営休止の選択肢
- 閉鎖前に保存しておきたい記事・画像・データベース
- 閉鎖後に確認したいサーバー契約・独自ドメイン契約と検索結果への対応
WordPressを閉鎖するには、利用形態を確認して手順を選ぶ

WordPressの閉鎖方法は、WordPress.comを利用しているか、自分で契約したサーバーにWordPressを設置しているかによって異なります。
まずはサイトの利用形態を確認し、それぞれに合った方法を選ぶことが、手続きの行き違いを防ぐ近道です。
見た目は同じWordPressのサイトでも、管理する場所や閉鎖時に操作する項目は異なります。
WordPress.comとサーバー設置型の見分け方
WordPressには、大きく分けて「WordPress.com」と「サーバー設置型」の2つの利用形態があります。
WordPress.comは、WordPress.comのサービス内でサイトを作成・管理する形式です。
一方のサーバー設置型は、レンタルサーバーなどを契約し、そのサーバーへ自分でWordPressをインストールして運営する形式を指します。
ログイン画面に「wp-admin」と表示されているだけでは、どちらの形式かを判断できません。
以下のポイントを確認すると、利用形態を見分けやすくなります。
| 確認すること | WordPress.comの可能性が高いケース | サーバー設置型の可能性が高いケース |
|---|---|---|
| サイト作成時の登録先 | WordPress.comでアカウントを作成した | レンタルサーバー会社でサーバーを契約した |
| 管理画面への入り方 | WordPress.comのアカウントから複数サイトを管理している | 自分のサイトのURLに「/wp-admin」を付けて管理画面を開いている |
| サーバー管理画面 | サーバーの契約や管理画面を利用した覚えがない | サーバーの管理画面、ファイル管理、データベース管理を使ったことがある |
| 請求・契約の案内 | WordPress.comからプランやドメインに関する案内が届く | レンタルサーバー会社から利用料金や更新の案内が届く |
迷ったときは、サイトの開設時に届いたメールを検索してみるのがおすすめです。
メールの差出人や契約内容にWordPress.comの記載があれば前者、サーバー会社名があれば後者である可能性が高いでしょう。
また、サーバー設置型のサイトでは、サーバーの管理画面にWordPress簡単インストールやファイル管理といった項目が用意されていることがあります。
利用形態が不明なまま削除操作を進めないことが大切です。
たとえば、WordPress.comのアカウントと外部サーバーのWordPressサイトを連携している場合もあるため、ログイン先だけで決めつけず、契約情報まで確認しましょう。
閉鎖までの基本的な流れ
WordPressサイトを閉鎖するときは、いきなり削除するのではなく、確認から実施、終了後の確認までを順番に進めます。
全体の流れを把握しておくと、必要な情報を残し忘れたり、意図しないサイトまで操作したりする心配を減らせます。
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対象となるサイトのURLと、利用形態を確認します。
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閉鎖する範囲を決めます。
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必要な記事、画像、設定情報などを手元に残します。
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利用形態に合わせて、サイトを削除または公開終了の状態にします。
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サイトへアクセスし、意図した状態になっているかを確認します。
-
サーバーやドメインなど、関連する契約の扱いを確認します。
閉鎖する範囲とは、サイト全体を終了するのか、特定のブログだけを終了するのかということです。
複数のサイトを運営している場合、同じアカウントや同じサーバー内に別のサイトが入っているケースもあります。
そのため、操作前には閉鎖したいサイトのURL、サイト名、管理画面が一致しているかを確認しましょう。
また、独自ドメインを使っている場合は、サイト本体の公開終了とドメインの扱いが別になることがあります。
「サイトだけ終了したい」のか、「今後そのドメインも使わない」のかによって、確認すべき内容が変わります。
まずは利用形態と閉鎖の範囲を整理してから、次の作業へ進むと安心です。
完全に削除する前に、一時的な非公開や運営休止も検討する
WordPressサイトを今すぐ完全に閉鎖する必要がない場合は、一時的に見られない状態にする、または必要なページだけ公開を止める方法も選べます。
再開する可能性が少しでもあるなら、削除ではなく非公開や運営休止にしておくと、これまで作成した記事や設定を残したまま検討する時間を持てます。
「サイト全体を休止したいのか」「一部の記事だけ非公開にしたいのか」によって、適した操作は異なります。
| 目的 | 向いている方法 | 特徴 |
|---|---|---|
| しばらくサイト全体を休みたい | メンテナンス表示・アクセス制限 | 訪問者には休止中の案内を表示しやすく、管理者は作業を続けられます。 |
| 特定の記事だけ見られないようにしたい | 下書き・非公開・パスワード保護 | サイト全体は公開したまま、対象ページだけ表示を制限できます。 |
| 検索結果に出にくくしたい | 検索エンジンへの表示設定を見直す | 検索結果の反映には時間がかかるため、公開停止とは分けて考える必要があります。 |
サイト全体を一時的に見られなくする方法
サイト全体を休止したいときは、訪問者に「現在は閲覧できません」と案内するメンテナンス表示を利用する方法があります。
サーバー設置型のWordPressでは、メンテナンス用の機能を持つプラグインや、利用中のテーマ・サーバーに用意された公開制限機能を使うと、比較的わかりやすく設定できます。
この方法では、通常は訪問者だけが案内画面を見る一方で、管理者はログインして記事の修正や再開準備を進められます。
案内画面には、休止中であること、再開予定がある場合は目安、連絡先を載せるかどうかを整理しておくと親切です。
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サイトを休止している理由を簡潔に表示します。
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再開予定が未定なら、無理に日付を書かず「ただいま更新を休止しています」と案内します。
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問い合わせを受け付ける場合は、利用できる連絡手段だけを記載します。
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管理画面にログインできる状態かどうかを、設定後に確認します。
一方で、WordPressの「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」設定は、検索エンジンに掲載を控えるよう求めるための設定です。
この設定だけでは、URLを知っている人からの閲覧を止めることはできません。
そのため、サイトを実際に見られない状態にしたい場合は、検索エンジン向けの設定ではなく、メンテナンス表示やアクセス制限を選びましょう。
また、会員向けの内容や公開範囲を限定したい内容がある場合は、パスワード入力を求める方法もあります。
ただし、パスワードを共有した人は閲覧できるため、広く知られたくない情報を保護する目的では、内容そのものを公開しない判断も大切です。
記事や固定ページだけを非公開にする方法
サイト全体を残しつつ、古い案内や受付終了のお知らせなど、一部のページだけ公開を止めたい場合は、記事・固定ページごとの公開状態を変更します。
編集画面の公開設定では、主に「下書き」「非公開」「パスワード保護」を使い分けられます。
| 設定 | おすすめの場面 | 確認したいこと |
|---|---|---|
| 下書き | 内容を見直してから再公開したい場合 | 公開中の記事を下書きに戻すと、一般の訪問者は通常閲覧できなくなります。 |
| 非公開 | 管理者など、権限のある利用者だけで確認したい場合 | ログインしていない訪問者には表示されません。 |
| パスワード保護 | 限られた相手にだけ内容を案内したい場合 | 閲覧する人へパスワードを安全に伝える必要があります。 |
操作は、対象の記事または固定ページの編集画面を開き、右側の設定欄にある公開状態や表示設定を変更して保存する流れが基本です。
画面の名称や位置は、WordPressのバージョンやテーマ、編集画面の種類によって少し異なることがあります。
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非公開にしたい記事、または固定ページの編集画面を開きます。
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公開状態・表示設定の項目を探します。
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下書き、非公開、パスワード保護のいずれかを選びます。
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更新または保存を行います。
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ログアウトした状態や別のブラウザでURLを開き、意図した表示になっているか確認します。
ページを非公開にした後は、メニュー、サイドバー、関連記事、トップページの一覧などにリンクが残っていないかも確認しましょう。
リンクだけが残っていると、訪問者が開けないページへ進んでしまい、戸惑わせる可能性があります。
特に、サービス終了のお知らせや期間限定の案内を非公開にする場合は、リンク先だけでなく、リンク元もあわせて整えると見やすいサイトになります。
閉鎖前に記事・画像・データベースを保存する
WordPressを閉鎖する前には、記事・画像・設定情報を手元に保存しておくことが大切です。
閉鎖後に内容を見返したくなったり、新しいサイトへ一部を引き継ぎたくなったりすることもあるため、削除作業より先にバックアップを完了させましょう。
必要なデータはWordPressの利用形態によって異なるため、ご自身のサイトに合った方法で確認することが安心につながります。
利用形態に合わせてバックアップするデータ
保存するデータは、WordPress.comを利用しているか、レンタルサーバーなどにWordPressを設置しているかによって変わります。
どちらの場合でも、記事本文だけでなく、画像や固定ページ、サイトの設定に関わる情報まで確認しておくと、後から必要な内容を探しやすくなります。
| 利用形態 | 主に保存したいデータ | 確認しておきたいこと |
|---|---|---|
| WordPress.com | 投稿・固定ページ・コメントなどの書き出しデータ、必要な画像 | テーマの独自設定や追加機能の設定は、別途控えが必要になる場合があります |
| サーバー設置型WordPress | 投稿データ、画像などのファイル、データベース、設定ファイル | テーマや追加機能の設定、独自に追加したファイルも確認します |
WordPressの管理画面にある書き出し機能では、投稿や固定ページなどをまとめたデータを保存できることがあります。
ただし、書き出しデータだけでは画像そのものや細かな設定まで十分に残らない場合があるため、画像ファイルと設定内容は別に確認することがポイントです。
サーバー設置型の場合は、サイトの見た目や画像が入ったファイルと、記事や各種設定が入ったデータベースの両方を保存します。
片方だけでは元の状態を再現しにくくなるため、ファイルとデータベースをセットで保管するようにしましょう。
- 投稿、固定ページ、カテゴリ、タグ
- 画像、資料、動画などのアップロードファイル
- コメントや問い合わせ内容など、必要に応じた記録
- テーマ、追加機能、独自の設定内容
- サイト名、説明文、メニュー、ウィジェットの設定
- 独自に追加したコードや計測用の設定
特にお問い合わせの記録や会員情報などを扱っていた場合は、保存データに個人情報が含まれる可能性があります。
バックアップファイルは誰でも見られる場所に置かず、アクセスできる人を限定した安全な保管先で管理しましょう。
保存後は、ファイル名にサイト名と保存日を付けておくと、複数のデータがある場合でも見分けやすくなります。
可能であれば、保存したファイルが開けるか、必要なデータが含まれているかも一度確認しておくと安心です。
移転先がある場合の告知と転送の準備
閉鎖するサイトとは別に新しいサイトを用意している場合は、訪問者が迷わないように移転先を案内する準備も進めます。
移転先のURLが確定してから告知文を作成し、サイト内で案内していたリンク先も整理しておきましょう。
案内には、移転日、新しいサイトのURL、今後の連絡先など、訪問者が知りたい情報を簡潔にまとめると親切です。
長い説明よりも、「いつから」「どこへ移るのか」がすぐ分かる内容を意識すると読みやすくなります。
- 新しいサイトのURLと名称
- 移転予定日または公開開始日
- 今後利用する問い合わせ先や公式アカウント
- 旧サイトで終了するサービスや閲覧できなくなるページ
- 必要な場合のみ、登録情報の変更方法や注意事項
新しいサイトに対応するページがある場合は、旧ページから近い内容の新ページへ案内できるよう、対応表を作っておくと整理しやすくなります。
たとえば会社案内、プロフィール、問い合わせ先など、よく見られるページから優先して移転先を確認するとよいでしょう。
URLの転送を行う予定がある場合も、まずは旧URLと移転先URLの組み合わせを一覧にして、誤ったページへ案内しないように準備します。
トップページだけでなく、検索結果や外部サイトから訪問されやすい記事も確認対象に含めると、訪問者が目的の情報へ進みやすくなります。
告知文や転送先の準備が整ったら、スマートフォンとパソコンの両方でリンク先を開き、意図したページが表示されるか確認しておきましょう。
WordPress.comはサイトの設定から削除する

WordPress.comで作成したサイトは、管理画面の設定から削除できます。
サイトを削除すると投稿、固定ページ、画像などを元の状態で閲覧できなくなるため、実行前に削除対象のサイト名を十分に確認しましょう。
なお、サイトの削除とWordPress.comアカウントの削除は別の操作なので、サイトだけを終了したい場合はアカウントを残しておけます。
サイトを削除する手順
WordPress.comのサイト削除は、対象サイトの管理画面にログインしてから進めます。
画面の表示や項目名は利用中のテーマや管理画面の更新状況によって異なることがありますが、基本的には「設定」の中にある削除項目を探します。
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WordPress.comにログインし、閉鎖したいサイトを選択します。
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管理画面の「設定」を開きます。
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「一般」などの設定画面を下までスクロールし、サイトを削除するための項目を選びます。
-
表示される注意事項を読み、削除したいサイトであることを確認します。
-
画面の案内に従ってサイトアドレスの入力や確認操作を行い、削除を確定します。
削除の確認画面では、対象となるサイトのアドレスが表示されることがあります。
複数のサイトを管理している場合は、似た名前の別サイトを選んでいないか確認してから進めることが大切です。
特に、仕事用と個人用のサイトを同じアカウントで管理している場合は、ブラウザのタブやサイト切り替え先も見直しておくと安心です。
| 確認すること | チェックの目安 |
|---|---|
| 対象サイト | サイト名とサイトアドレスが閉鎖予定のものと一致しているか |
| 管理権限 | 削除操作を行える管理者としてログインしているか |
| 削除画面の案内 | 削除後の扱いや復元可能な期間に関する表示を読んだか |
| 関連サービス | サイトに独自ドメインや有料サービスが関係していないか |
独自ドメインを設定している場合や、有料プランを利用している場合は、サイトを削除する操作だけで関連する契約がすべて終わるとは限りません。
削除を確定する前に、画面上で案内される対象範囲を確認し、不明な点があればWordPress.comのサポート情報も確認しましょう。
サイト削除とアカウント削除の違い
サイト削除は、特定のサイトを閉鎖する操作です。
一方でアカウント削除は、WordPress.comへログインするための利用情報そのものを終了する操作です。
サイトを1つ閉鎖したいだけなら、通常はサイト削除を選び、アカウントまで削除する必要はありません。
| 操作 | 主な対象 | 向いているケース |
|---|---|---|
| サイト削除 | 選択した1つのサイト | 運営を終えるサイトだけを閉鎖したい場合 |
| アカウント削除 | ログイン情報とアカウントに関係する利用環境 | WordPress.comの利用自体を終了したい場合 |
たとえば、今後別のサイトを作る可能性がある場合や、ほかのWordPress.comサイトを管理している場合は、アカウントを残しておくほうが手続きしやすいことがあります。
アカウントを削除すると、同じアカウントで管理しているサイトや利用中の機能に影響する可能性があります。
複数サイトを利用している方は、まずサイト単位で閉鎖するのか、アカウント全体を終了するのかを分けて考えましょう。
また、共同で運営しているサイトでは、自分のアカウントを削除する前に、ほかの管理者がサイトを管理できる状態か確認しておくと安心です。
自分だけが管理者になっている場合は、必要に応じて別の担当者へ権限を引き継いでから操作を検討します。
削除後に取り消せるかの確認
WordPress.comでは、サイト削除後に一定期間内であれば復元できる場合があります。
ただし、復元できる期間や条件は変更される可能性があるため、削除画面に表示される案内を操作前に必ず確認することが重要です。
削除後に気持ちが変わる可能性が少しでもあるなら、削除を急がず、まずは非公開設定にする方法もあります。
完全に閉鎖すると決めた場合でも、削除直前に表示される注意事項を読み、復元の期限や対象データを確認してから確定しましょう。
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削除したサイトを復元できる期限が表示されているか確認します。
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復元の手続きに必要なログイン情報を保持できているか確認します。
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サイトアドレスを将来も同じように利用できるとは限らないことを理解します。
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削除後に必要になりそうな画像や文章がないか、もう一度見直します。
サイトを削除した後は、以前と同じサイトアドレスを使いたくなっても、希望どおりに扱えないことがあります。
「また再開するかもしれない」と感じる場合は、削除を確定する前に慎重に判断しましょう。
最終確認として、削除するサイト名、アカウントへの影響、画面に表示された復元に関する案内を一つずつ確認してから手続きを完了させると、落ち着いて進められます。
サーバー設置型はファイルとデータベースを削除する
サーバーに自分で設置したWordPressを閉鎖する場合は、サーバー上のWordPressファイルと、記事や設定が入ったデータベースの両方を削除します。
どちらか一方だけを残すとデータが残り続けるため、完全に終了したいときは、対象のサイトを確認したうえで順番に削除しましょう。
削除する場所を間違えると、同じサーバーで運営している別サイトに影響するおそれがあります。
サーバーの管理画面に複数のドメインやフォルダが表示されている場合は、作業前にサイトの設置場所と使用中のデータベース名を照らし合わせることが大切です。
サーバー上のWordPressファイルを削除する
まずは、サーバー内にあるWordPressのファイルを削除します。
一般的にはサーバーの管理画面にあるファイル管理機能、またはファイル転送ソフトを使って操作します。
WordPressは、契約したサーバー内の公開用フォルダに設置されていることが多く、代表的なファイルとして「wp-admin」「wp-content」「wp-includes」などのフォルダがあります。
ただし、これらの名前だけを目印に削除するのではなく、閉鎖するサイトの公開先フォルダであることを確認してから削除することが重要です。
| 確認する項目 | 見るポイント |
|---|---|
| 公開先フォルダ | 閉鎖するサイトのドメインに設定されているフォルダか確認します。 |
| WordPressの構成 | wp-admin、wp-content、wp-includesなどがあるか確認します。 |
| ほかのサイトとの共用 | 同じフォルダ内に別サイトのファイルがないか確認します。 |
| 設置場所 | サブドメインやサブディレクトリで運営していた場合は、対象の場所を慎重に見分けます。 |
対象フォルダを確認できたら、中にあるWordPress本体、テーマ、プラグイン、アップロード画像などを削除します。
サイトを独立したフォルダに設置している場合は、そのフォルダごと削除すると整理しやすいでしょう。
一方で、サーバーの公開用フォルダ直下に複数のファイルを置いている場合は、必要なファイルまで消さないよう、ファイル一覧をよく確認しながら進めます。
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閉鎖するサイトのフォルダ名を確認します。
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同じフォルダ内に別のサイトやメール用のデータがないか確認します。
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WordPress関連のフォルダとファイルを選択します。
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削除後にファイル一覧を更新し、対象フォルダが空になっているか確認します。
なお、サーバーによっては削除したファイルが一時的にごみ箱へ移動する場合があります。
完全に削除する操作と、一定期間は戻せる削除操作では扱いが異なるため、管理画面の表示を確認して進めてください。
使用していたデータベースを削除する
WordPressのファイルを削除した後は、記事本文、固定ページ、ユーザー情報、各種設定などが保存されているデータベースを削除します。
ファイルだけを消してもデータベースが残っていれば、サーバー内にはサイトの情報が残った状態になります。
データベースはサーバーの管理画面にある「データベース管理」や、データベース操作ツールから削除できることが一般的です。
削除対象のデータベース名は、WordPressを設置したフォルダ内にある設定ファイルで確認できます。
設定ファイルには接続先のデータベース名が記載されていますが、内容を書き換える必要はなく、削除するデータベースを特定するための確認として使います。
複数のWordPressサイトを運営している場合、データベース名が似ていることもあるため、推測だけで削除しないようにしましょう。
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閉鎖するWordPressの設定ファイルを開き、使用中のデータベース名を確認します。
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サーバーのデータベース管理画面で、同じ名前のデータベースを探します。
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ほかのサイトがそのデータベースを使っていないか確認します。
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対象のデータベースを削除し、削除完了の表示を確認します。
サイトによっては、1つのデータベース内に複数のWordPressを入れていることがあります。
この場合にデータベース全体を削除すると、ほかのサイトのデータまで消える可能性があるため注意が必要です。
複数サイトで共用している可能性があるときは、テーブル名の接頭辞を確認し、対象サイトのデータだけを扱う必要があります。
操作に不安がある場合は、データベース全体を削除せず、サーバー会社の案内や管理画面のサポート情報を確認してから進めると安心です。
ファイルとデータベースの削除が完了すると、サーバー上に設置していたWordPress本体とサイト内容は削除された状態になります。
最後に、削除したフォルダとデータベース名が閉鎖予定だったサイトのものと一致しているか、管理画面で一度確認しておきましょう。
サイト閉鎖後はサーバーとドメインの契約を確認する
サイトを閉鎖した後は、サーバーと独自ドメインの契約が自動で終了するとは限らないため、それぞれの契約状況を確認しましょう。
今後使う予定がなければ更新停止や解約を進め、再開や別サイトへの利用を考えている場合は契約を残すという選び方もできます。
サイトを表示しなくなったことと、利用料金の請求が止まることは別の手続きなので、管理画面や契約時のメールで更新日を確認しておくと安心です。
| 確認するもの | 主な確認内容 | 判断の目安 |
|---|---|---|
| レンタルサーバー | 契約終了日、自動更新設定、解約申請の期限 | 今後サイトやメールを使わない場合は解約を検討 |
| 独自ドメイン | 更新日、自動更新設定、移管の可否 | 名前を残したい場合や再利用予定がある場合は継続 |
| メールアドレス | サーバー契約に紐づくメールの利用状況 | 登録先に使っている場合は変更後に解約 |
サーバーの解約時期と自動更新の確認
レンタルサーバーは、WordPressのデータを削除した後も契約が続いているケースがあります。
契約を続ける限り利用料金が発生することがあるため、閉鎖後はサーバーの会員ページで契約更新日と自動更新の設定を確認してください。
解約したい場合は、更新日の直前ではなく、余裕を持って手続きすることが大切です。
サーバー会社によっては、解約申請の受付期限や最低利用期間が設けられている場合があります。
自動更新を停止しただけでは、すぐに契約終了にならないこともあります。
「自動更新停止」「解約申請」「契約終了」のどの状態になっているかを、完了画面や受付メールで確認しましょう。
- 契約中のプランと次回更新日を確認する
- 自動更新の有無を確認する
- 解約申請の期限を確認する
- 解約完了を知らせるメールを保管する
- サーバー付属のメールアドレスの利用状況を確認する
特に注意したいのが、独自ドメインのメールアドレスを各種サービスの登録先にしている場合です。
サーバーを解約すると、そのメールアドレスで送受信できなくなる可能性があります。
ネットショップ、会員サービス、仕事関係の連絡先などに使っている場合は、先に別のメールアドレスへ変更してからサーバーを終了するとスムーズです。
また、同じサーバーで別のサイトやメールを利用している場合は、閉鎖したサイトだけを理由にサーバー全体を解約しないようにしましょう。
契約中のドメイン、メールアカウント、ほかのサイトを一覧で確認してから判断すると、必要な環境を残しやすくなります。
独自ドメインの更新停止と継続利用の判断
独自ドメインもサーバーとは別に契約されていることが多く、サイトを閉鎖しても登録は継続します。
今後まったく使う予定がない場合は、ドメイン管理会社の画面で自動更新を停止し、契約満了に合わせて更新しない方法を検討できます。
一方で、将来的にサイトを再開する可能性がある場合や、同じ名前をほかの用途で使いたい場合は、ドメインだけ継続する選択肢もあります。
| 状況 | ドメインの選び方 |
|---|---|
| 今後も同じサイト名で再開する可能性がある | 更新を継続して保有する |
| メールアドレスや別サービスで使っている | 利用先を変更するまで継続する |
| 別のサーバーや事業者へ移す予定がある | 更新を止めず、移管手続きを確認する |
| 再利用の予定がなく、関連する利用先もない | 更新停止を検討する |
独自ドメインを更新しない場合は、契約満了後にそのドメインを利用できなくなる可能性があります。
そのため、サイトの案内ページ、名刺、プロフィール、SNS、メールアドレスなどにドメイン名を載せている場合は、先に表記を見直しておくと安心です。
また、ドメイン管理会社とサーバー会社が異なる場合は、両方の管理画面で手続きが必要になることがあります。
サーバーを解約したか、ドメインの更新を止めたかを別々に確認することが、閉鎖後の手続きを整理するポイントです。
迷うときは、すぐに手放すのではなく、次回更新日までの利用予定と費用を確認してから決めるとよいでしょう。
閉鎖後も検索結果に残るページは、公開状況を確認して対応する

サイトを閉鎖した後も検索結果に以前の記事が表示されることがありますが、すぐに不具合とは限りません。
まずは検索結果にあるURLを実際に開き、ページが公開されたままなのか、すでに削除されているのかを確認したうえで対応を選びましょう。
検索結果の表示が消えるまでには時間がかかる場合があるため、検索結果だけを見て判断しないことが大切です。
検索結果に古いページが残る場合の対応
検索エンジンは定期的にサイトを確認して情報を更新するため、閉鎖済みのページが検索結果にしばらく残ることがあります。
検索結果にタイトルや説明文が残っていても、ページを開いたときに「ページが見つかりません」と表示されるなら、公開終了の情報は徐々に反映されていくことが一般的です。
一方で、閉鎖したはずのページが通常どおり表示される場合は、ファイルの削除漏れや公開先の設定をあらためて確認しましょう。
| 確認した状態 | 考えられる状況 | 対応の目安 |
|---|---|---|
| ページを開くと表示されない | 検索結果の情報だけが残っている | 更新を待ち、必要に応じて削除申請を検討する |
| ページを開くと以前の内容が表示される | ページが公開されたままになっている | 公開先のファイルや設定を確認する |
| 別のページへ自動的に移動する | 転送設定が有効になっている | 移動先が適切か確認する |
| 検索結果の説明文だけが古い | 検索エンジンの情報更新前 | 内容が変わったページの再確認を待つ |
とくに、過去の連絡先、住所、受付内容など、早めに検索結果から見えにくくしたい情報が含まれる場合は注意が必要です。
ページがすでに公開されていないことを確認したうえで、利用している検索エンジンの管理ツールにある削除申請の機能を使う方法があります。
ただし、削除申請は検索結果上の表示を一時的に見えにくくするための手続きであり、元のページが公開されたままでは根本的な対応になりません。
先にページの公開状態を整え、その後に検索結果への対応を行う順番が安心です。
- 検索結果に表示されたURLを直接開く
- 以前の本文や画像が見られる状態ではないか確認する
- 関連する画像ページや添付ファイルのURLも確認する
- 必要があれば検索エンジンの管理ツールから削除申請を行う
- 数日から数週間ほど間隔をあけて検索結果を再確認する
また、検索結果の確認では、サイト名だけでなく、過去の記事タイトルや特徴的な文章の一部でも検索してみると、残っているページを見つけやすくなります。
閉鎖後に表示された検索結果をむやみに開き直すのではなく、確認するURLを記録して順番に見直すと、対応漏れを防ぎやすくなります。
移転したページの案内と転送の確認
サイトを完全にやめるのではなく、別のドメインや新しいサイトへ移転した場合は、以前のページから移転先へ案内できるようにしておくと親切です。
特に、よく読まれていた記事や問い合わせページにアクセスした方が迷わないよう、移転先の対応するページへ自動的に移動する設定を確認しましょう。
恒久的な移転を伝える「301転送」を設定すると、利用者だけでなく検索エンジンにもページの移転を伝えやすくなります。
ただし、すべての古いページを新しいサイトのトップページへまとめて移動させると、探していた内容と異なるページに着いてしまうことがあります。
できるだけ内容が近いページ同士を対応させ、対応するページがない場合は、移転のお知らせを掲載した案内ページへ移動させる方法を検討するとよいでしょう。
- 旧サイトの主要なページと移転先のページを対応付ける
- 旧URLから適切な移転先へ移動するか確認する
- 移動先で「ページが見つかりません」と表示されないか確認する
- 検索結果に旧ページと新ページがどのように表示されているか確認する
- 移転案内に連絡先や新しいサイトの情報をわかりやすく記載する
転送設定を行った後は、パソコンだけでなくスマートフォンでも旧URLを開き、意図したページに移動するか見ておくと安心です。
検索結果の切り替わりには時間がかかるため、すぐに旧ページの表示が消えなくても、公開状況と移転先の案内が正しく整っているかを優先して確認しましょう。
まとめ
この記事のポイントをまとめます。
- WordPressの閉鎖方法は、WordPress.comかサーバー設置型かで異なります。
- 再開の可能性がある場合は、削除前に非公開や運営休止も検討できます。
- 閉鎖前に記事、画像、データベースなどの必要なデータを保存しておきましょう。
- WordPress.comでは、管理画面のサイト設定から削除手続きを行います。
- サーバー設置型では、WordPressファイルとデータベースの両方を確認して削除します。
- サイトを閉鎖しても、サーバーや独自ドメインの契約は自動で終了しない場合があります。
- 閉鎖後に検索結果へページが残っているときは、実際の公開状況を確認して対応します。
WordPressサイトの閉鎖は、削除する作業だけでなく、これまでの情報を残す準備や契約内容の確認も大切です。
特に複数のサイトを運営している場合は、削除するサイトやドメイン、データベースを落ち着いて確認してから操作を進めましょう。
迷ったときは、まずバックアップを取り、非公開の状態で少し時間を置いて考える方法もあります。
ご自身の今後の予定に合った形を選び、必要な手続きを一つずつ進めていけば、安心してサイトを終了できます。

