キャベツ1玉は何グラム?料理に使える重さ・量の完全ガイド
キャベツを丸ごと1玉買ったとき、「これって何グラムくらいあるんだろう?」と気になったことはありませんか?実はキャベツの重さは品種や季節、葉の状態によって意外と差があります。この記事では、キャベツ1玉の平均的な重さから料理に使える量の目安、保存法までわかりやすく解説します。買い物や調理に役立つ早見表もあるので、ぜひ参考にしてください。
キャベツ1玉の平均的な重さ
一般的なキャベツの重さ
キャベツ1玉の平均的な重さは 1.0〜1.5kg前後 が一般的です。スーパーでよく見かける丸い冬キャベツは、ずっしりしているものが多く、1.5kgを超えることもあります。
- 1玉:およそ1,200〜1,500g
- 半玉:約600〜750g
- 1/4玉:約300〜380g
- 1/8玉:約150〜190g
芯や外葉を含めた重さの違い
キャベツの芯や外葉は意外と重さがあります。1玉につき100〜200gほどが芯や固い外葉にあたるため、可食部分は少し軽くなります。また、外葉は枚数が多い場合もあり、大きなキャベツだと外葉だけで200g近くになることもあります。スーパーで売られているキャベツを手に持ったときにずっしり感じるのは、外葉がしっかり残っている場合が多いのです。
- 芯と外葉を取り除いた可食部:1玉で約1,000〜1,300g
- 芯だけの重さ:およそ80〜120g前後
- 外葉数枚:1枚あたり15〜30gほど(計100g前後になることも)
そのため、料理で「キャベツ1玉」と言う場合は、実際に使える量はおよそ1kg前後と考えるのが目安になります。さらに、サラダや千切りで葉を薄く広げて使う場合は、外葉を取り除いた方が食感も良く、重さの管理もしやすくなります。炒め物や煮込み料理では、外葉も一緒に使うことでボリュームアップや栄養価アップにつながるため、料理内容によって使い分けるのがおすすめです。
品種・季節で変わるキャベツの重さ
冬キャベツ・春キャベツ・高原キャベツの特徴
キャベツは品種や季節によって重さに大きな違いがあります。季節ごとの特徴を知っておくと、料理に合わせて選びやすくなります。
- 冬キャベツ:葉が厚くて巻きがしっかり。重く、1玉1.5kg以上になることも。煮込みや炒め物にぴったりで、食べごたえがあります。
- 春キャベツ:葉が柔らかく巻きがゆるい。軽めで1玉800g〜1.2kg程度。サラダや浅漬けなど、生食に向いています。
- 高原キャベツ(夏〜秋):みずみずしく食べやすい。1玉1.2kg前後が多い。甘みが強く、焼きそばやお好み焼きに使うとおいしさが引き立ちます。
さらに地域によっても個性があり、群馬県嬬恋村のキャベツは有名で、葉がしっかりしてボリュームがありながらも柔らかく、家庭料理にも向いています。
葉の厚みや水分量による違い
葉が厚いキャベツほど重く感じますが、その分千切りにすると量も多くなります。逆に春キャベツのように柔らかい葉はボリュームが少なめです。また、水分量が多いと加熱したときにかさが減りやすいので、調理後の見た目にも差が出ます。例えば炒め物ではしんなりして半分以下の量に見えることもあり、スープでは甘みと旨味がよく出ます。
調理で減る重さ
キャベツは加熱すると水分が抜けて、生のときの半分以下の重さになることもあるため、炒め物や煮込み料理では「かさが減る」ことを計算しておくと安心です。目安としては、炒めるときは約30〜40%、スープや煮込みでは40〜50%ほど重量が減ると考えておくと便利です。
使い分けのコツ
- サラダや千切り:春キャベツが最適。軽いが甘みと柔らかさが魅力。
- 煮込み料理:冬キャベツの重厚感ある葉を使うと満足感がアップ。
- 炒め物:高原キャベツはみずみずしさがあり、シャキッと仕上がります。
このように、品種や季節ごとの特徴を理解することで、料理に合わせて最適なキャベツを選べるようになります。
キャベツの量を料理でイメージする方法
千切りキャベツは1玉で何人分?
1玉のキャベツを全部千切りにすると、約10〜15人分の付け合わせサラダが作れます。外食チェーンで出てくる小鉢の千切りキャベツは1人前50〜80gほどなので、1玉あればたっぷりです。
サラダ・炒め物・お好み焼きでの目安量
- サラダ(1人分):約50〜70g
- 炒め物(1人分):約100g
- お好み焼き(1枚分):キャベツ150〜200g
スープ・煮込み料理での分量感覚
スープやロールキャベツなど煮込み料理に使う場合は、1人前で100〜150g程度が目安です。1玉買えば家族4人分のスープを2回作れるくらいの分量があります。
キャベツの重さと単位換算表(便利早見表付き)
キャベツは料理本やレシピサイトで「100g」「1カップ」「葉2枚」と表記されることがあります。そこで役立つのが換算表です。
100gキャベツはどれくらい?
- 千切りキャベツ:大きめの茶碗1杯分
- 葉:約2枚(大きさによる)
カップ・ひとつかみ・1枚葉の重さ換算
- 1カップ:約40〜50g
- ひとつかみ:約30g
- 大きな葉1枚:約40〜60g
市販カットキャベツ袋の重さ
スーパーやコンビニで売られている袋入りカットキャベツは、1袋150〜200g前後が一般的です。1袋でサラダなら2〜3人分にちょうど良い量です。
キャベツを無駄なく使う保存と活用アイデア
冷蔵・冷凍での保存法と日持ち目安
- 丸ごと保存:新聞紙で包んで冷蔵庫の野菜室へ。2週間ほど持ちます。
- カット保存:ラップでぴったり包み、3〜4日が目安。
- 冷凍保存:ザク切りにして冷凍袋へ。1か月程度保存可能。
保存の目安は「丸ごと2週間/カット3〜4日/冷凍1か月」と覚えておくと便利です。
芯や外葉のおいしい食べ方アイデア
- 芯は薄切りにして炒め物やスープに。
- 外葉はロールキャベツや野菜スープに活用。
※ポイント:芯は固いですが甘みがあり、火を通すとおいしく食べられます。
作り置き・リメイクに便利なレシピ例
- キャベツの浅漬け
- キャベツとベーコンのスープ
- キャベツのナムル風おひたし
よくある疑問Q&A キャベツの重さと健康豆知識
スーパーでは重いキャベツと軽いキャベツどっちがお得?
- 冬キャベツは重いほど中身が詰まってお得です。
- 春キャベツは軽くても甘みが強いので「軽いから損」とは限りません。
1日に食べていいキャベツの量は?
キャベツは食物繊維が豊富で、1日200g程度が理想とされています。食べすぎても体に大きな害はありませんが、生で大量に食べるとお腹が張ることがあります。
キャベツの栄養が逃げにくい食べ方は?
- 生で食べればビタミンCをそのまま摂取可能。
- 加熱する場合は「蒸す」・「スープにする」と栄養を逃さずいただけます。
まとめ|キャベツの重さを知って料理上手に
キャベツ1玉の平均は1〜1.5kgで、実際に料理に使える部分はおよそ1kg前後です。料理ごとの分量や単位換算を知っておくと、買いすぎや余らせることが減り、食材を無駄なく使えます。
保存法を工夫すれば長持ちし、外葉や芯もおいしく調理できます。今日からはキャベツ1玉を安心して買い、サラダや炒め物、スープなどにたっぷり活用してみてください。